たまたま撮っただけのつるバラの花だったが、
雄しべの形が変わっていた。
雄しべの花糸が、渦を巻くようにして雌しべを包み込んでいたのだ。
つるバラの木は並んで2本あり、花弁の濃淡はあったが、
雄しべの形はほとんど同じ。開花後の時間の差と思われる。
2024年5月23日
開花寸前の花弁の形も良い。
バラは世界中の人々に愛されている花。種類も類似種も多く
名前を知るのは難しいが、雄しべの形から、もしかしてわかるかも。
思い立って図書館へ。
「オ-ルド・ローズとつるバラ図鑑」
674種の写真から見つけたのが「バレリーナ」。
「花色はミディアムピンク。
1937年 Bentall 作出・イギリス。
ジュラブ・ローズ=主に半つる性の現在バラ。
系統記号 HMsk:ハイブリッド・ムスク」
初めて知ることばかり。
雄しべに関する記述は他の図鑑などにもなかった。
2024年6月1日
ウオーキングを8日間休んだ。 ああ、花の命は短い。
花糸は次第に立ち上がり広がるだろうと思っていたが
くるくると巻いたままで終えていた。
ところが、開花直後の雄しべはよく見られる形だった。
雄しべの記述がないのは、
咲き進むにつれて花糸が渦巻き状になる種類は
珍しくはないのだろう。
2回撮っただけで大したことはわからない。
今度の開花時はもう少し観察してみよう。