シロカネイソウロウグモはヒメグモ科・イソウロウグモ属。

 

我が家の裏で見つけた2mmほどの個体は、

ナガコガネグモの網に9日間居候生活をしていた。

(観察者が注意深く撮っていたら、もう少しいてくれただろうに。)


目視ではわからなかったが、体形も体色もシンプル。

洒落た配色に品を感じさせる魅力的な美グモだった。

 

2023年9月12日 7:03  

 

初見はただの白っぽい色のクモ。

 

画像を拡大して、ヒメグモ科の仲間と分かったものの、

所有のクモの本を何冊めくっても、該当する個体はなく、

それらしき個体はあったが、体の色が違っていた。

 

2023年9月10日 15:30

 

頭胸部と腹部の中央線が臙脂、脚は薄い臙脂色。

 (ナガコガネグモの網の横糸の粘着部分がきれい)

 

 

ところが翌日の体色は、銀色の腹部に縦線と脚は黒だった。

 

それらしき個体に該当。シロカネイソウロウグモと同定できた。

 

9月11日13:06

 

幼体から成体になったから

ところがその後も臙脂色に写っていた。

 

カメラの趣味はなく、スタンダードなミニデジカメを使用。

数ミリのクモを何とか撮りたい一心。

 

クモは黒い体の種類が多い。それなら背景は白だ。

白い糸や網を引き立たせるのなら黒だと、単純に考え、

白と黒の厚紙を用意して適当に撮っていた。

 

この色の差はなぜ? 

 

初見と翌日だけは午後撮り。

 

初見は建物の陰になり、翌日は直射日光が当たる時間。

 

9月10日 15:30初見  9月11日 13:06

 

 

背景色と光の反射、撮る角度や時間など、

太陽光の影響だろう。お天気も関係するのだろうか。

 

背景が黒いと臙脂色、白では黒色に写っていた。

かといって、どちらともいえない時もある。

 

気づくのが早ければ時間差で撮ったのだけれど、

毎朝、確認が日課だったので、同じ時間帯になっている。

太陽はまだ当たっていない。

 

9月12日 7:04       9月14日 7:51

  

 

9月16日 

しおり糸を引いて少し落ちたため、撮りやすい位置になった。

 

6:42              6:45  

 

 

6:43              6:45

  

 

6:47    

 

6:49


9月17日 

 

しおり糸で無事に網に戻れたようで、反対側に移動していた。

 

7:56

 

7:59    

 

 

7:59             

 

 

8:01

 

 

8:03

 

8:04

 

 

翌日、せっかく元の場所に戻ってきたのにから落ちて、

                (観察者に落とされて)

9月18日 7:18

 

戻ってこなかった。 😢 腹部内側は黒色。

 

9月18日 9:26