ナガコガネグモの網にオスが来ていた。

オスの体は横シマ模様ではない。


右の第一脚と第三脚、左の第一脚が欠けている。

(どの種類でも、多くのオスグモは脚を失っている。)

 

短い第三脚は体を支える役目のように思われるのに

それを含めて3本も失っていては網上で不安定だし、

第一、脚がそろわない。

 

一組だけはそろえられている。

ナガコガネグモとしてのプライドは守れたかな?

 

2023年9月6日 16:20   

 

オスの体長はメスの半分くらいで、1cm前後。

メスに圧倒される。

 

 

 

オスは50cmほど離れた網の上部にいたが、

 

 

9月8日 6:45  メスとの距離は相変わらず。               

 

  

9月なのに日差しはまだキツイ。

網上にただ止まっているだけのオス。

思いが伝わればこの暑さも辛抱のし甲斐があるけれど。

 

メスは網に獲物がかかるとサーっと近づき糸で包み込み、

牙を突き立て麻痺させて、その後もっと糸を巻き付ける。

見つけた瞬間、一気にグルグル巻きにすることもある。

 

オスと獲物の区別はできないメスには容易に近づけない。

5本脚ではなおさらだ。

 

 

目に入った瞬間ドキリ。グルグル巻きの中に、まさか・・・

 

9月10日 15:28 

 

いましたオス。無事でした。体勢は変わりません。

 

9月10日 15:30

  

 

 

翌日 姿がなかった。随分と脅かしてしまったからね。

(交接できていたらいいのにな。)