いまの季節のような黄緑色のクモ、ワキグロサツマノミダマシ。

コガネグモ科ヒメオニグモ属、正常円網(縦型の円網)を張る。

 

6月12日の朝、アジサイの木間に浮かぶ3~4ミリの小さなクモ。

アブラムシを捕獲しているのかと近寄れば、黄緑色は腹部だった。

 

昼頃にいなくなっていたが、3日後には網に戻っていた。

 

2021年6月15日 7:20

 

 

ネットで検索、サツマノミダマシかワキグロサツマノミダマシだと

すぐにわかった。

 

 

「日本のクモ」 新海栄一 著 

「サツマノミダマシ ♀7~11mm  ♂ 7、5~9mm

ワキグロサツマノミダマシ ♀6、5~10ミリ ♂ 5、5~8,5mm

 

 

「サツマノミダマシは腹部は上面、下面ともに緑色。

ワキグロサツマノミダマシは上面は緑でも下面は茶色か褐色」

 

2個体とも「昼間は網の一端の枝や葉裏に潜む」とある。

 

わが家の裏にいるのはワキグロサツマノミダマシで、

いなくなっていたのではなく、昼間は隠れていたのだ。

 

今朝も姿はあったが体の向きが変わっていた。

 

2021年6月17日 7:15                              

 

 


2021年6月17日 7:18

 

 

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中心に近い部分のつくりは、水平円網を張る

アシナガグモやチュウガタシロカネグモの網に少し似ている。

 

 

 

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ワキグロサツマノミダマシの方が足場の横糸の数が多く、

安定している感じがする。脚を縮めて網の上にいるせいかも。

 

 

縦に張られた円網は撮りやすく、近寄りすぎて半壊状態。

ずっといてくれますように。

 

2021年6月17日 7:45

 

6月22日 4:21 この日が最後。いなくなった。