10月19日朝、我が家の裏でアマガエルが4,5声鳴いた。
初鳴きを聞いたのは5月末。それ以来になる。
前日、顎の下が膨らんでいるオスに出会っていた。
初めて見る喉の膨らみ。オスが鳴くときに膨らませる鳴嚢だ。
15:50 17:14
18日と19日は曇り時々雨。
地面に浸み込む程度でも、久しぶりの雨にほっとしたのだろう。
夏野菜の収穫は終わり姿を見つけやすくなっていた。
前々から、写り難い前足の一番内側の指が気になっていた。
後ろ足は5本なのに前足の指は4本なのだ。
10月17日 8:40
4本の指は5本と錯覚しそうになる。
一番内側の親指(と呼んでいいかわからない)は細くて弱々しい。
内側から2番目の指の吸盤は大きく、3番目の指は長い。
鳴嚢を見た翌日は雨。
インゲンのツルにつかまるたくましい腕。
がっしりとつかんでいるのは外側の3本の指です。
10月18日 15:53
親指のことが気になるので調べたところ、
(親)指には大切な役目があることを知りました。
右 左
「カエルは魚と同じ体外受精。
メスが卵を産むと同時にオスが精子をかけて受精させる」
「メスにしっかりと抱きつくために、前足の指に婚姻りゅうと
呼ばれるふくらみをもっています。
種類により婚姻りゅうの位置は異なりますが、多くのカエルでは
親指の付け根にあります。婚姻りゅうの表面はザラザラしていて
メスの脇腹を押さえる時にすべり止めになるのです」
引用文献
田んぼの生き物たち「カエル」 文・福山欣司・ 写真・前田憲男
http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54008233/
前足の(親)指には婚りゅうと呼ばれるこぶがあり、
子孫を残すという一番大事な時に力を発揮するのだ。
我が家の裏で鳴いた後に隣の畑で鳴いていた。
ここにいるよと教えてメスを呼びに行き、互いに気に入り
「いいところがあるよ」と誘われて メスはついてきたのだ。
愛があれば狭いバケツの中でもよかったのね。
10月も下旬というのに、
愛を育んだバケツの中にはまだオタマジャクシがいる。