規定量のプロテインが飲めないとき

「天才ごはん」より

「タンパク質は摂りたいけど、たくさんの肉は食べられない」という人もいます。じつは肉が苦手とか、プロテインを飲むとムカムカするという人は胃や腸などの消化器官の機能を整えることが先決です。
  胃や腸などの消化器や消化酵素そのものがタンパク質からつくられていますので、材料が不足すると、本来の胃腸が健康に働きません。ですから、プロテインを少しずつでいいので飲みはじめて、徐々に消化器官を丈夫にしていきます。
  1日20g(60cc)×2回(朝・夕)ならば、確実に効果が上がります。さらに1日60g~100gのプロテインが飲めるならベストですが、無理はせず、まずは規定量を継続してください。
  また、まれにですが「プロテイン1日20g(60cc)×2回を1か月飲めていたのに、いきなり体が全く受けつけなくなった」という人がいます。間違いなく、最重度のタンパク不足です。
  消化器には、消化能力を超えた量の食べ物を食べると、吐き気、下痢などを生じて排除する「正常な消化管の反応」があります。
  しかし、上記のような人では、重篤なタンパク不足によって「正常な消化管の反応」ができなくなっているため、はじめはプロテインを飲んでも不調は生じないのです。
  ところが、1か月継続するとタンパク質が少し満たされて「正常な消化管の反応」が回復するため、吐き気、下痢を生じて、いきなり受けつけなくなってしまいます。ですから「回復の兆候」という見方もできます。一歩前進したと思ってください。
 このようなときは、いったんプロテインを中止し、しばらくはしっかりと卵を食べてください。
  ボーンブロスという、骨からとったダシのスープがあります。これはタンパク質が消化しやすい状態になっているため、胃腸に負担がかかりません。腸の粘膜を修復する作用もありますので、プロテインが飲めるようになるまでは、ボーンブロスのスープもメニューに加えてください。
  胃腸の調子が回復したら、1日のプロテイン量を5g(15cc)×2回で開始します。順調に飲めたら、月単位で徐々に規定量の20g(60cc)×2回まで増やしていきます。5g(15cc)×2回が無理でしたら、2g(6cc)×2回で開始します。10g(30cc)のプロテインをつくり、1日かけてチビチビ飲めばよいのです。プロテインの粉末を少しずつ舐める、という方法でもいいでしょう。
  また、消化の必要がなくそのまま吸収できるアミノ酸、「グルタミンパウダー」をプロテインと併用するのも効果的です。グルタミンパウダー5~10g×2回を併用すれば、短期間でプロテインの規定量がしっかり飲めるようになったという人もいます。
 そのようにして体を慣らしていくことで、徐々に量を増やすことができるはずです。
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成人男性には20g*2で開始するよう指導。
成人女性は10g*2で開始するよう指導。
頑張って20gを飲んだが、2回目が飲めず1回になる人にも10g*2と指導。
1回のみでは途中で効果が切れてしまうので、必ず2回。
"1回を2回に分けたら、とても元気になった”という人が多数。
早く治したければ、回数を*3、*4と増やす。
大谷選手は*7だそうです。

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