最も安全な薬物治療(1)
~新薬は使わず、特許切れ薬のみ処方
薬害は常に新薬。
新薬が発売されるためには、8週間程度の臨床治験第3相と、6~12ヶ月の長期試験が必要。
つまり、1年以上投与を継続した場合のリスクは誰にも分からない。
数年前、某社の糖尿病治療薬が、発売後10年以上経って膀胱がんのリスクを高めることが明らかになった。
また、新薬の薬価はべらぼうに高い。
そのため、新薬は全く処方しない。
新薬発売後13年程度経過すると、特許が切れて後発薬が出てきて、一気に薬価が安くなる。
毎年毎年、沢山の新薬が発売となる。
製薬メーカーは、新薬の美しいパンフレットを作り、医者に処方してもらいたくて、MRが医療機関を訪問する。
新薬を売りたいMRと、新薬を全く処方しない自分では、話が合わないので会うだけ無駄なので、当院は13年前からMRを出入り禁止にしている。
良い薬とは、発売後何十年経っても処方されている薬。
効果があり、安全性が高いので、今でも使い続けられている。
そうでない99%の薬は、現在も薬価掲載されているが、誰も処方しなくなる。
当院で処方する代表的薬剤;
ジェイゾロフト
1990年発売
ドグマチール
1973年発売
エビリファイ
2002年発売
セロクエル
2002年発売
メイラックス
1975年発売
ランドセン
1969年発売
リーマス
1980年発売
デパケン
1981年発売
自分が医者になったのが1985年なので、それより古い薬が多い。
自分が研修医になった頃は、リーマス、デパケンはまだ新薬だったと驚く。
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