レビー小体病の症例
症例;70代、男性。
20年前からパーキンソン病で治療を継続している。
抗パーキンソン薬を投与されるも副作用が強い。
R4.1、特養に入所になったが、時々意識混濁あり。
意識混濁を生じると、1日中食事、飲水、服薬ができない。
意識がはっきりしているときには、食事、飲水ができる。
服薬はメネシット1~3錠。
幻聴、幻視あり。
歩行は介助を要し、何度か転倒あり。
施設の医師からは、看取りの段階だと告げられる。
R4.2、施設を退所し、自宅にて家族で介護。
同居の孫がyoutubeをみて、R4.3当院受診。
元々米、甘い物が大好き。
少し前からプロテイン20g*2、Fe36を開始している。
→高タンパク/低糖質食。
C1000、E400、Mg200を開始。
シチコリン・グルタチオン点滴を行った。
1週後再診、
初診時のBUN31.9、フェリチン258。
点滴直後は意識も回復し、歩行もしっかりしたが4日で効果が切れた。
C+Mgで長年の便秘が解消した。
プロテイン20g*2で米は減らしたが、甘い物を欲しがる。
→Fe36は中止。
B50追加。
以後2週毎にシチコリン・グルタチオン点滴。
R4.4、
糖質はかなり減らした。
倒れることは減った。
顔色が良くなった。
→ナイアシンアミド追加。
R4.5、
意識混濁がなくなった。
点滴の効果が2週間持つようになった。
高タンパク/低糖質食を継続している。
プロテインとサプリは指示通り飲めている。
R4.6、
体の動きが良くなり、足の出が良くなった。
血圧が高い。
Mg200*3。
→Mgをもう少し増量してみるように。
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シチコリン・グルタチオン点滴
生食50ml
シチコリン(500)2A
グルタチオン(200)9A
C(1g)1A
対象はレビー小体病。
所要時間は15分程度。
費用は自費で3500円。
2週毎に継続して行う。
元記事はこちら
https://www.facebook.com/100003189999578/posts/5140231666093116/?sfnsn=mo