カルシウムとマグネシウム(その2)
心筋や血管を含め、あらゆる筋肉にはカルシウムよりマグネシウムが多い。
マグネシウムが欠乏するとカルシウムが血管の平滑筋に流れ込み、けいれんを起こさせ、これが血管収縮を招くから、高血圧、動脈攣縮、狭心症、心臓発作に結びつく。
カルシウムに対して適正なバランスでマグネシウムが存在していれば、こうした症状は防止できる。
カルシウム過剰は、側頭動脈(こめかみの上)の筋層細胞を刺激し、偏頭痛の原因となることがある。
過剰のカルシウムは、肺の細い気道を取り巻く平滑筋を収縮させ、呼吸困難や喘息を発症させる。
最後に言えば、マグネシウムによる保護作用を欠いたまま、カルシウムが過剰になると、デリケートな脳の神経細胞が刺激を受けることがある。
カルシウムで刺激を受けた細胞は電気的インパルスを繰り返し発し、細胞のエネルギーの蓄えを奪い、細胞死を招くことになる。
(奇蹟のマグネシウム、より)
・高血圧、狭心症、偏頭痛、気管支喘息にはマグネシウムが効果がある。
・てんかんにはE+マグネシウム。
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