薬害は全て新薬
サリドマイド事件、イレッサ事件など、薬害は全て新薬が原因。
薬の発売前の臨床治験第3相は、通常8週間投与、長期治験は6~12ヶ月投与。
つまり、新薬の1年以上のデータは皆無なので、何が起きても不思議ではない。。
効果が乏しい、もしくは副作用が強い薬は発売されても歴史に淘汰されて、全く売れなくなる。
たとえば、自分が医者になった後に発売された抗精神病薬(統合失調症治療薬)では、トロペロン、クレミン、エミレース、バルネチールなどがあった。
発売当初は製薬会社が美しいパンフレットを持ってきて、”こんなに素晴らしい薬です”とアピールするが、今までの薬より優位性がなければ売れなくなり、忘れられてしまう。
つまり、製薬会社のデータのほとんどはねつ造データ。
それに比べ、自分が医者になったときから既に使われていた古い薬、たとえばセレネース、コントミン、ドグマチールは、あれから30年以上経っても使われ続けている。
歴史に淘汰されることなく使われ続けているのは本当に良い薬だ。
40~50年の臨床データが豊富にある。
しかし、こういう古くて安い薬は製薬会社は全く宣伝しない。
高い新薬を売らなければ商売にならないからだ。
夢の新薬はあり得ない
https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/744012059048454
MRを出入り禁止にして10年になるが診療には全く支障がない。
つまらない話を聞かなくて済む。
困るのは新薬の名前を知らないことくらい。
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