(再掲)医学論文は科学を裏づけていない

「すべての不調は自分で治せる」より

 エビデンスという言葉は、ビジネスやシステム開発などでも、「根拠」や「証拠」という意味で使われていますが、医学の領域で最も使われている言葉ではないでしょうか。医学論文があるからエビデンスがある、医学的根拠があるからエビデンスがあるなど、一般の方はそこに確固たる裏づけがあると思っているかもしれません。
 しかし、さほどの科学的・臨床的な裏づけはないのです。
 単に筆者の考えを後押しする論文をくっつけて文章化したものですから、科学的に見たら「捏造」されているといえるものも少なくありません。
 A「○○は良いというエビデンス」
 B「○○は悪いというエビデンス」
 これらはそれぞれ探せばいくらでも出てくるものなのです。なのに、「Aが正しい」「いやBだ」など、全く不毛な議論を延々とつづけています。
 99%の医師は、エビデンスに基づいて意見を述べているつもりだと思います。一般の人はそれを信用してしまうでしょう。
 しかしながら、自分の考え方に合致する他人のエビデンスを探し出して「これが正しい」と理論づけているに過ぎないのです。
 自分の力でエビデンスを出すためには、「患者さんが治るか」「以前より元気になるか」ということを証明したり議論したりする必要があります。しかし、そんなことはそっちのけで、他人が書いたエビデンスをありがたがっているような論文を私は一切信用できないのです。
 そもそも、臨床医学のエビデンスは科学ではありません。分子栄養学の三石先生もオーソモレキュラーのポーリング博士も、臨床医学を科学として認めてはいないのです。物理学、化学、生物学、生化学、生理学などの科学に基づいて治療理論をつくり、それで患者が良くなり、元気になれば正しい理論であるといえるのです。
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医学論文は10年前から一切読んでいない。
医学書も全て捨てたが、診療には全く支障なし。
真実は常に臨床現場にある。
分子栄養学に基づいて、患者が良くなる方法を組み合わせれば良い。
「臨床音痴の医者」には無理な話だろうけど。


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