発病後10年の統合失調症患者

症例:30代後半、男性。
10年前に統合失調症を発症し、A病院で治療を継続している。
9年前に一度A病院に入院歴あり。
一人暮らしで、作業所に通所している。
考えがまとまらず、意欲が出ない、思考力がない。
幻聴あり。
処方薬はロナセン12mg。

本を読んだ知り合いから当院のことを知り、H1.11当院受診。
主治医には黙って当院を受診した。
自立支援医療、障害年金を継続するため、投薬は引き続きA病院に通院するつもり。
BUN14.5、フェリチン248。
→主治医にはこの治療のことは一切言わないようにと伝えた。
高タンパク/低糖質食+プロテイン20g*2。
ナイアシンアミド、B50、C1000開始。
プロマックD処方。

R1.12、
プロテイン2回飲めていおり、糖質を減らしている。
ナイアシンアミド500mg*6。
サプリはiHerbで買った。

R2.1、
気分の良い日が増え、体調が良くなった。
幻聴はなくなった。

R2.3、
体調が良い。
落ち込まなくなった。
→E400追加。

R2.6、
とても元気になり、落ち込みは全くなし。
意欲が出て、運動を始めた。
見るからに元気そう。
しかし、まだ薬は減らしてもらえない。

現在、
プロテイン20g*2、
ナイアシンアミド500mg*6、
B50*2、
C1000*3、
E400*1。
プロマックD、2錠。
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統合失調症の治療は、
1)プロテイン+低糖質食。
2)ナイアシン(アミド)+C。
3)B6+Zn。
発病後10年の統合失調症でも、半年でこれだけ改善する。
一目見てかなり元気になっており減薬も可能に思えるが、主治医はそれに気付いていない。
主治医より患者の方が、知識がある状況になっている。
一般人の知識が簡単に専門医を凌駕する時代。


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