躁うつ病(双極性障害)の治療症例

症例:30代後半、男性。
高2の時に躁状態となり、躁うつ病と診断されている。
ここ2年間はうつ状態が続いており、仕事ができていない。
ジェイゾロフト50mg+ロゼレムを処方されている。
本を読み、H31.4から卵を増やし、プロテインを開始した。

R1.10、当院を受診。
165cm、88kg。
うつ状態が続き、仕事を休んでおり、復職のめどが立っていない。
→高タンパク/低糖質食+プロテイン20g*2。
ナイアシンアミド、B50、C1000、E400を開始。

一週後再診、
初診時のBUN11.7、フェリチン218。
プロテインは2回飲めている。
→ナイアシンアミド500*6に増量するように。
他県の方なので3ヶ月後に再診。

R2.3、
プロテインを20g*2で継続。
ナイアシンアミド*6で吐き気が出たので、ナイアシンアミド500*3+ナイアシン500mg*3で継続している。
その結果、
・薬は全て止めたが良眠できている。
・前向きになり1月から運動を始めた。
・外出もできるようになった。
・以前は運転は怖くてできなかったが、落ち着いてこなせている。
・判断力も回復した。
BUN20.0。
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初診時、半年間プロテインを飲んでいたにも関わらずBUN11.7と最重度タンパク不足。
肥満もあり糖質過多。
ナイアシンアミド500*6で吐き気が出たのもタンパク不足が原因。
躁うつ病は全員最重度タンパク不足。
プロテインを継続し、BUNも理想値に到達した。
B、C、Eに加え、ナイアシンが最も効果がある。

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