血中アミノ酸濃度を高値にて維持する

生命とは、
1)タンパク質の動的平衡
DNAからのコーディング、DNA→mRNA→タンパク質合成。
アミノ酸からタンパク質を作っては壊しを繰り返している。
つまり、タンパク質の同化と異化。
2)ATPを最大化する
嫌気性解糖→好気性解糖→β酸化(脂肪酸燃焼によるケトン体代謝)。

2)についてはその「効果を実感しやすい」。
糖質制限してケトン体代謝になると、”お腹が空かなくなる”、”糖質に興味がなくなる”。
高脂肪食、1日1食が良いとの話も多い。
しかし、これはベターではあるがベストではない。
健常人が健康を維持するのには効果があるが、慢性疾患を改善させる作用は弱い。

普通の食事をしている人は全員タンパク不足で血中アミノ酸濃度が理想値に届いていない。
つまり、コーディングが滞っており、それが臓器(肝臓、心臓、腎臓、など)の障害をもたらしている。

プロテインを飲むと血中アミノ酸濃度が上昇するが、その効果は数時間で切れてしまう。
そのため、プロテインは最低1日2回、できれば1日3回飲む方が良い。
理想は、1日4回、夜中にも起きてプロテインを飲むこと。

プロテインを継続的に飲み、血中アミノ酸濃度を高値に維持すると、コーディングが促され、臓器の修復が行われる。
プロテインの効果が切れて血中アミノ酸濃度が下がると、筋肉や臓器を融解してアミノ酸濃度を高めるフィードバックがかかる。
プロテインを飲んでいない人は全員、日常的に上記の異化反応を引き起こしている。

これが全ての慢性疾患の最大の原因。
しかし、ATPが満たされていたら「タンパク不足を自覚しにくい」のが特徴で、見逃されてしまう。
空腹であってもなくても、プロテインを頻回に飲むことが最重要。

結論、高タンパク+中脂質+低糖質、
慢性疾患の治療には、これがベスト。


元記事はこちら