強迫性障害の減薬
症例:40代後半、女性。
夫と息子の3人暮らし。
H25、出産。
H29頃から鍵を閉めたがどうかを何度も確認するようになる。
朝が弱く、疲れ易い。
集中力がなく、人付き合いが苦痛になる。
H29.8、心療内科クリニックに通院し、強迫性障害との診断でジェイゾロフト75mgの投与を受けている。
そこでは当然ながら食事指導は全くない。
本を読み、H31.4当院受診。
薬をどうにかして止めたいと言う。
BUN18.6、フェリチン12、ALP92。
→高タンパク/低糖質食+プロテイン20g*2。
ジェイゾロフト75mgにフェルム、プロマックD(亜鉛)を追加。
Nowアイアン、B50、C1000、E400開始。
一週間後再診、
プロテインは規定量飲めており、お腹の調子も悪くない。
R1.5、
精神的にはかなり落ち着いてきた。
プロテインとサプリは規定量飲めている。
糖質も減らしている。
ナイアシンアミド500mg*3+ナイアシン100mg*3を開始した。
→ジェイゾロフトを50mgに減量するように。
ナイアシンは徐々に増量し、ナイアシンアミドと合計で3000mg目標。
R1.6、
ナイアシンアミド500mg*3+ナイアシン500mg*3が飲めるようになった。
その結果、
頭の中の霧が晴れたようにスッキリした。
運転時の不安がなっなった。
記憶力が良くなり、頭の回転が良くなった。
1ヶ月前からジェイゾロフトは50mgに減量しているが全く問題ない。
→ジェイゾロフトを25mgに減量するように。
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教科書的には強迫性障害は、うつ病やパニック障害に比べ難治で、抗うつ薬(SSRI)も高用量必要とされている。
しかし自分の考えでは、強迫性障害はうつ病やパニック障害に比べさらに重度の鉄タンパク不足を示しており、これを改善させれば完治できる。
実際、今まで何例も症例を記事にしてきたし、本にも症例を提示している。
高タンパク/低糖質食+プロテイン+ATPセットが基本。
これが継続できていれば、ナイアシンを追加。
ナイアシンは、うつ病、パニック、強迫性障害の特効薬。
まずナイアシンアミドを十分量投与し、ナイアシンを追加する。
最新のナイアシン投与法は、
ナイアシンアミド500mg*6、
↓
ナイアシンアミド500mg*5+ナイアシン500mg*1、
↓
ナイアシンアミド500mg*4+ナイアシン500mg*2、
↓
ナイアシンアミド500mg*3+ナイアシン500mg*3。
元記事はこちら
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