メグビーメールマガジン 8月号 Vol.101 (その2)
「頭のよくなる薬はあるか」
脳の活動のためには、特定の細胞を興奮させたり抑制したりするコントロール物質が必要である。これは、「プラス物質」と「マイナス物質」とに区別されるが、いずれもが、「ギャバ」(ガンマアミノ酪酸)から誘導される。そこで、ギャバの合成を促進し、その蓄積量を多くする薬があれば、それが、頭のよくなる薬、ということになる。
そこでまず注意しなければならないことは、ギャバの合成が睡眠中におこなわれるということである。要するに、よく眠らなければギャバの量は不十分であって、脳の活動は制約され、スムーズにはゆかない。
第二の問題は、ギャバの合成に必要な栄養物質の補給である。ギャバの原料はグルタミン酸、ギャバ合成反応の助酵素はビタミンB1だ。ギャバからプラス物質をつくる代謝の助酵素はビタミンB1とB12、マイナス物質をつくる代謝の助酵素はビタミンB2とB6である。これらビタミンB群を十分にとり、睡眠を十分にとることが、頭の働きをよくするための条件である。大脳の左右両半球の交信をスムーズにするためにビタミンCを十分にとることも忘れてはなるまい。
【三石巌全業績 11 健康ものしり事典 P44より抜粋】
------------------
頭を良くするためには、プロテイン+B50+C。
卵黄レシチンも良い。
睡眠の質の向上にはナイアシン。
不飽和脂肪酸の自動酸化を抑制し、生体膜の透過性を高めるためにはE。
元記事はこちら