ヘロイン離脱に対する高用量ビタミンC療法
The Orthomolecular Treatment of Chronic Diseaseより
ヘロイン中毒
→酸化ストレスによるダメージ
→DNA、細胞へのダメージ。
外因性抗酸化物質(C、E)の不足。
内因性抗酸化物質(一酸化窒素)の不足。
C、E、βカロチンの不足→SOD↓、カタラーゼ↓、グルタチオンペルオキシダーゼ↓。
ヘロイン離脱に対して高用量C+他のビタミン投与にて離脱症状が顕著に軽減した。
治療プロトコール;
1日目(離脱3日前)、
C0.5~1g、2時間毎、
2日目、
C1~2.5g、2時間毎、
3日目(夜から離脱開始)、
C5~7.5g、3時間毎、
4日目、
C2.5~5g、2時間毎、
5日目、
C1~2.5g、2時間毎、
6日目、
C1g、2時間毎。
1979年に筆者が上記結果を学会に発表した。
NIDAA(National Institute for Drug Abuse and Alcoholism)の下部組織のKing Country Center for Addiction Serviceの研究責任者がこの発表に興味を持ち、追試を行った。
その結果、高用量Cがヘロイン離脱に対して顕著な効果を示すことを確認した。
その結果をNIDAA幹部に対してプレゼンテーションを行い、その幹部も”素晴らしい研究結果だ”と驚愕した。
しかし、驚くことにその後NIDAAからは、高用量C療法を支持するとの声明は一切なかった。
結局、NIDAAにおける治療の第一選択は薬物療法であって、それ以外の治療はどれだけ効果があっても認めない。
その後、ヘロインの解毒薬としてmethadone、naloxoneなどのオピオイド拮抗薬が次々と認可されて販売されるようになった。
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