HPVワクチン副作用に対する分子栄養学治療

症例;10代後半、女性
両親、妹の4人家族。
元々成績優秀、成績は5段階評価で4~5。
美術部部長をするなど活発。

H24.7、HPVワクチン(1回目)。
H24.9、HPVワクチン(2回目)。
H25.1、HPVワクチン(3回目)。
3回目のワクチン摂取直後に急変した。
不安、倦怠感、頭痛、吐き気、集中力困難、不眠、など。
登校できなくなり勉強もこなせなくなり、寝たきりとなる。
高校は通信制に進学。

内科、婦人科などに通うが原因不明で漢方薬治療を受けるが変化なし。
H29、精神科でADHDと言われ、ストラテラを開始。
ストラテラにより躁状態となりH29.10~H30.2精神科病院に入院。

H29.12、母親がアメブロ(こてつ名誉院長ブログ)を見てサプリメントを購入。
H30.1、入院中、面会でサプリメントとプロテインバーを開始。
H30.2、花粉症が軽減し、抗精神病薬なしで過ごせるようになり退院。
その後は薬は服用していない。

食物アレルギー;
小麦などの麦類、そば、米、牛乳、ジャガイモ、大豆、卵、牛肉。

タンパク質は、プロテインバー、鶏肉、白身魚 大豆以外の豆で摂取。
糖質は、サツマイモ、カボチャ、ドライフルーツで摂取。
サプリメントは、C、B、E、Fe、Mg、ナイアシン、Lグルタミン、イヌリン、クルクミン、アセチルLグルタチオン。

H30.4、母親と共に来院。
母親は次女出産後にうつ病となり、13年以上完治しなかったが、この分子栄養学治療にて2ヶ月で断薬できた。
本人はこの治療2ヶ月でかなり改善し、寝たきりだったのがある程度動けるようになった。
50%程度の回復だそうだ。
→Cを腸耐性用量服用。
ホエイプロテインを試みてみるように伝えた。
BUN16.7、フェリチン36。

1週間後再診。
C耐性用量は30gだったため、27gで継続している。
ホエイプロテインはアレルギー反応が出てダメだった。
Fe27mg*1→27mg*3に増量を指示。
他のサプリメント;
B50*6、
E400*2、
ナイアシン100mg*3、
ナイアシンアミド500mg*2、
Mg*2、グルタチオン、クルクミン、アセチルLグルタチオン。
→食物アレルギーはC不足なので、Cを腸耐性用量付近で継続し、プロテイン、卵、牛肉が食べられる状態を目指す。

遠方の方なので定期的なB+C点滴は不可能。
3ヶ月後に再診予定。
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HPVに限らずワクチン接種前後には解毒のために高用量Cを服用しておくべき。
HPVワクチンの解毒にCが浪費されC不足になった。
C不足が食物アレルギーを生じた。
プロテイン、卵、牛肉が食べられるようになると回復が加速するはず。


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