(2016.3.11記)
三石巌:からだの中から健康になる長寿の秘密
20年前に書かれたものを編集して、H28.2に発刊された本
内容は全く古さを感じない
=科学的に正しい
=物理学的、化学的、生物学的(特に分子生物学的に)に正しい
まさに、100年経っても腐らない理論と言える
特筆すべきは、三石先生は鉛公害による重症の糖尿病を抱えていた点
(鉛はインスリン合成に必要な亜鉛の働きを阻害する)
血糖値300、インスリン30単位だった
つまり高インスリン状態
しかし、独自の方法により30年以上の病歴で糖尿病合併症なし
こういうことは医学の教科書には全く書いていない
これを実践している医者は皆無のはず
三石理論(分子栄養学)
=科学に基づき病気にならない生活
=高タンパク食+メガビタミン+スカベンジャー(抗酸化物質)
=メグビープロ+ミックス+S
タンパク過剰の人は世界中に一人も居ない、つまり全員タンパク不足である
三石理論+低インスリン、が最強だと思う
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以下、一部の内容を引用
・化学的に考えれば肥満は脂肪の過多によるものだからこれの処理が唯一の方法である。体内の脂肪の燃焼は低温で起こる。そのとき酵素の登場が要求される。酵素というのはタンパク質なのだから、ダイエットのためには高タンパク質が必要という結論になる。そして、一方において脂肪の材料になるの糖質の制限を行うことにすればいいのだ。
→これって糖質制限理論そのもの、荒木先生や釜池先生の本が出る前に理論は完成していた
・確実な発ガン物質として怖いのは、抗ガン剤と免疫抑制剤だけ、他のものを怖がる必要はない。
→高タンパク食で大概の毒物は解毒できる
・米を食べる日本人は誰もがビタミンB1不足。ひどくなると脳症を起こす。
筋肉痛は乳酸蓄積なのでB1が効く。
→ピルビン酸からアセチルCoAに変換するには補酵素としてB1が必要
・ビタミンCやB群などの水溶性のものは、合成品も天然品も分子構造が同じだ。だから合成品の問題は特に起きないと考えていい。
→水溶性ビタミンは天然のものでないといけないと言うのは化学的根拠がない
天然品でないといけないのは脂溶性のA、E
・医学の近代化が必要である。言葉を替えれば、これは医学の科学化であり、医学の合理化である。私から見て、医学はまだ科学になっていないのだ。
「ライナス・ポーリング科学医学研究所」は、サイエンス アンド メディシンと書いている。これは医学を科学と別のものとする態度の表現だ。
医学の近代化というものの中身については、分子生物学に立脚しなければならない。
→三石先生風に言うと、”医学の近代化という歴史への参加が必要”
傍観者ではなく当事者にならないといけない
自らの意思で断糖肉食を実践することは歴史に参加しているということですね
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