愛知県弥富市の中学校内殺人事件の背景と責任 | 柴犬虎哲の部屋

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やはりというか、被害者少年の凶行の原因は、

いじめのようですね。

 

ただ、いかなる理由があれ、

本当に醜いいじめが行われていたとしても、

その報復で相手を刺し殺すことは、断じて許しがたい凶行

であり、加害者少年は、心から反省して、罪をつくない、

一生涯その罪を背負って生きていくべきなのは、

論を待たない。

 

事件の背景にいじめがあったとの加害者の証言に関して、

またしても校長は、「そのような事実を把握していない」

などと証言している。

 

仮に、校長の証言が事実だったとしても、

相手に殺意を抱き、凶行に及ぶまでのいじめを、

把握できなかった学校側、特に担任の責任は極めて重大である。

 

もし、いつものごとく、教師側の自己保身、責任逃れ目的での、

いじめ隠蔽、いじめ否定をしているのならば、

学校側の責任は、殺人を犯した加害者少年の凶行に

勝るとも劣らない悪質なものだと言っていいだろう。

 

現時点では、本当にいじめがあったのか、

あったとすれば、どの程度のいじめという名の

悪質な犯罪が行われていたのか、

もし、いじめがなかったとしたら、凶行の真の原因は何なのか?

 

警察はもちろん、学校側は自身に都合の悪いことは隠蔽する傾向

にあるので、行政が、公正中立な第三者機関を立ち上げて、

徹底的に真相究明に務めるのが当然だ。

 

ところで、こういう事件や事故で、児童生徒が犠牲になったり、

逮捕されるような事がおきると、

決まって校長が、

「成績もよく、スポーツも得意で、明るく皆に好かれる生徒だった」

などと、さも普段からその児童生徒の詳細まで知っているかのような

コメントをするが、違和感を感じざるを得ない。

 

超過疎地での、全校児童数十人以下の分校などならいざしらず、

名古屋市近郊の都市部の中学校の校長が、

生徒の詳細どころか、顔と名前も知っているとは到底思えない。

知っているのは、ごく一部の成績優秀者やクラブ活動優秀者、

生徒会役員、PTA会長の子供、地元の有力者の子供、そして超問題児、くらいのものだろう。

 

校長が、「普段はおとなしく優しい生徒で」とか、「明るく皆に好かれ」

とか、生徒の性格や交友関係まで、知ってるわけないがな。

 

ちゃんと「担任からの報告によると」とか、「指導要録によると」

とつけておくべきだ。

そうでないと、悲惨な事件・事故を利用して、

「自分はこんなに生徒のことを理解している優秀な校長だ」と、

自慢しているように聞こえるぞ。

 

とにかく、愛知県教委、弥富市教委、学校側は、

事件の背後に、いじめがあったら隠蔽したり、

自己保身や責任逃れを最優先で考えること無く、

事件の真の原因は何だったのか、

子供を守れなかった原因は何だったのか、

徹底的に、包み隠さず真相究明に務めることを要求する。

それが再発防止につながるんだよ。

 

あと、私もこの記事で「いじめ」と表現しているが、

「いじめ」という行為は、れっきとした犯罪であるという事を、

特に小中高校生は、胸に刻みつけておくべきだ。

 

殴ったり蹴ったら暴行罪、怪我をさせたら傷害罪、

相手の所有物を盗ったら窃盗罪、脅して捕ったら強盗罪、

相手の所有物を傷つけたり落書きしたら器物損壊罪、

脅すのは脅迫罪、相手が嫌がることを強制したら強要罪、

悪口をいいふらしたり、ネットで拡散するのは、

侮辱罪、名誉毀損罪だ。

全部刑法に違反する犯罪で、それを犯せば、相応の刑罰が科せられ、

民事でも、多額の損害賠償責任を負う可能性のある行為だと言うことを、

両親、教師、行政、マスコミなどが、

徹底的に児童生徒に叩き込むべきである。

 

行政は、相手を見下したり、いじめて笑いを取るようなバラエティ番組、

いじめを煽るようなドラマ、映画、アニメ、ゲームなどは、

禁止するよう法改正すべきである。

 

悪質な犯罪なのに、学校内なら「いじめ」という甘い言葉で、

オブラートに包まれるような事は看過できない。

学校内であれ、学校外であれ、絶対に許されない犯罪であるという認識を、日本の子供たちに徹底教育していくべきである。

 

創価の言いなりになって10万円配るより、こっちのほうが、

日本の子供たちの健全育成のために、遥かに大事なことだよ。

 

 

刺殺された少年のご冥福をお祈りします。

 

虎哲パパ