ゴールデンウィークは何してる?
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森林が減少すれば、酸素の供給源が減り、二酸化炭素の吸収源が減って、
地球温暖化につながるだけじゃなく、
保水力が減少して、洪水や干ばつが増える事にもつながります。
森林が少ないと、雨が降れば一気に下流に流れ洪水をまねき、
雨が降らなければ、水をためてくれる存在がないので、
一気に河川の水量は低下してしまうのです。
特に、保水力の高い広葉樹が日本では戦後急速に減少しています。
第二次大戦中に空襲で焦土になった日本の大都市圏の住宅地を復興させる目的で、終戦直後、木材需要が逼迫し、多くの山で自然のままに生えていた広葉樹を伐採したのです。
その跡地に、成長の早い杉を大量に植樹。
それが戦後70年経過し、正に成長期を迎え、大量の花粉を飛散させているのです。
それに加え、安値の海外産の木材が大量に輸入された事、
林業の従事者、特に若い林業労働者が急減した事で、
全国の杉林は放置され、間伐も行われないまま伸び放題になっている。
それが花粉の大量飛散の要因にもなっているのです。
花粉症の急増の背景には、第二次大戦の戦争の惨禍、
戦後の日本の林業をめぐる産業構造の変化が大きく影響してるってわけです。
花粉症の増加に加え、保水力の低い針葉樹の杉が増加したことで、
日本の山林の天然のダムの機能は低下しています。
その結果、洪水や干ばつ、山崩れなどの増加にもつながっているのです。
やっと花粉シーズンは終わりましたが、パパは毎年、2月末~4月にかけて
憂鬱です。
