注:この記事は、多くの方に目にしていただきたいので、
何度も再更新してアップしますので、ご了承ください。
先日にアップした記事 に続き、エホバの証人にまつわる私の体験談です。
むしろこっちの方が、先日にアップした記事 の事例より悪質だと思います。
時代は41年も前のことです。
年齢がバレますが、私が小学校6年生だった、1973(昭和48)年の事です。
当時我が家は大阪府守口市 にあり、自宅から近い、
守口市立守口小学校 に通っていました。
5年生の時から2年連続で、Uという30台前半くらいの女性教諭が担任でした。
この先生、5年生の時は熱心な先生で、休日には担任する児童を金剛山登山に連れて行ったりと、児童思いのいい担任だったと記憶しています。
ところが私達が6年生になった頃から途端、豹変しました。
恐らくこの頃、同僚の女性教諭O(この人は私が3年生の時の担任です。)とともに、エホバの証人の熱心な信者になったと思われます。
教科書や学習指導要領に則った授業を一切せず、
1時間目から6時間目まで、毎日ずっと担任児童相手に、
エホバの証人の教義を教え出したのです。
ある児童が「先生、教科書せんでもいいの?」って不安げに聞くと、
「もうすぐ地球が滅亡し、エホバの信者だけが神の国で永遠の命を与えられて生き残るから、そんな勉強役に立たないからしないででいいのよ。」と答えていました。
学校内だけでなく、日曜日も公民館や市民会館の一室を借り、
担任児童を参加させて、エホバの証人の講義をしていました。
幸いウチの両親が、こういうカルト宗教に耐性を持った人間だったため、
(その理由は、隣が**学会で、その度重なる勧誘を撥ね付けてきたため)
「あの先生のいうことを鵜呑みにしてたらあかん」と私は教えられていました。
そのため、日曜の集会には一切出席しませんでした。
しかし頭が真っ白で純粋の小学生は、すぐ洗脳されていきました。
私の同級生も、「先生、ええ事言うたはるのに、何でお前は行けへんねん。」
とか「もうすぐ地球が滅亡するねんで、でも信者は生き残れるんやて。」などと話すものもでてきました。
そもそも国公立の学校(学校教育法 第一条で規定された国公立の学校)では、特定の宗教のための宗教教育および宗教的活動をする事は、
教育基本法 第15条の2で厳しく禁じられています。
(注:学校教育法 第一条で規定された学校でも、私立学校は、特定の宗教のための宗教教育および宗教的活動をする事は認められています。)
例え、伝統宗教の仏教、神道、正統派のキリスト教であっても、
国公立の学校で特定宗教のための教育は、絶対にできません。
それなのに、公立の守口市立守口小学校 で、担任教諭が授業をせず、
1日中、小学校6年生相手に、エホバの証人の講義を何ヶ月も続けていた
のです。
教師のいうことをおかしい、偏っていると自分で考えることのできる
高校生や大学生相手でも、教師が生徒に特定宗教や特定政党の教えを教育というか洗脳することは許されないのに、教師の言う事をまだ鵜呑みにしてしまう小学校6年生相手に、世間でカルトと言われている新興宗教の教義を、担任という立場を利用して刷り込むのですから、その悪質さは論をまたないと思います。
さらに不幸なことは、中学校や高校と異なり、小学校では家庭科などの一部の教科を除いて、1日中その担任の授業を受けるのです。
こういう事が数ヶ月続いたと記憶しています。
当然ながら、私がいた6年3組は、他のクラスより大幅に勉強が遅れだしました。
さらにはこのU先生、悪質なことに、家庭訪問の期間ではないのに、
担任児童の家にまで来て、親相手にエホバの証人の勧誘、
小冊子ものみの塔の購入をせまるのです。
小冊子を購入するまで、何時間も粘って帰らないのです。
親も一応担任ですから、「帰れ!」とは言えませんし、
家に入れないわけにはいきません。
夕食の時間になろうと、夜になろうと、
購入するまでどびつこく居座って帰らないのです。
私の両親も仕方なく、何冊もものみの塔という小冊子を購入し、
押入れに大量に積んで、当時家にいたチビのウ○コ取り紙に使っていた記憶があります。
この担任教師Uにも、多少は信教の自由という意識が残っていたらしく、
エホバの証人の「授業」を、「聞きたくない人は教室の外で遊んでいてもいい。」という事にしてたのです。
勉強しなくていい、授業に出なくていいと担任からお墨付きをもらったのです。
当時の悪ガキ共、特に男子たちは、これ幸いとばかり、1時間目から6時間目まで1日中遊んでいました。
比較的真面目な女子たちは、ほぼ全員教室に残っていました。
男子も、授業中外で遊ぶなんて、してはならない事とかんがえる、真面目な大人しい子は、教室に残ってエホバの講義を聞いていました。
晴れていたら運動場でずっと野球してました。(私も^^)
雨の日は、廊下でビー玉並べてボーリング大会です^^
1日中ですよ。
こういう異常な事が何ヶ月も続いたのです。
ある雨の日、いつもの様に授業中廊下でビー玉ボーリングをしていると、
学年主任のめっちゃ怖い事で有名なK先生が自分の教室から出てきて、
「お前ら毎日毎日、授業中にギャーギャー騒いで、何遊んどるんじゃ!!!」
と猛烈に怒られたんです。
当然私達は、担任のU先生が、エホバの授業を聞きたくない人は外でずっと遊んでいていい、って言ってたと、怖いK先生に伝えたわけですね。
K先生はそれを聞いて、恐らく顔面蒼白だったと思いますよ。
恐らくすぐ校長にその件を伝え、校長は守口市教育委員会 に、対応を協議したはずです。
公立小学校で、担任教諭が児童に、授業をせずにエホバの証人の講義を何ヶ月も行っていた!
これって、今なら(当時でも)、マスコミに知れたら、大新聞の一面トップ、
NHK7時のニュースのトップ扱いになる程の大不祥事ですよ。
不祥事どころか、社会問題にもなっていたでしょう。
それを守口市教育委員会 も守口小学校 も、どのように情報を丸め込んで隠蔽したのかわかりませんが、一切ニュースにはなってなかったと思います。
当時の守口市 は、また封建的な村社会のような風潮が残っていまして、学校の先生というのは絶対的な存在、学校に逆らう者は地域で生活できないというような風潮が残っていた地域でしたから、親たちも、誰1人としてこのことをマスコミに通報した人はいなかったのでしょう。
今ならネットで書きまくってやる所ですが、当時はネットどころか、パソコンはもちろん、マイコンですら無い時代ですからね。
情報を流すのは、マスコミだけという時代だったのです。
学年主任にバレて以降、6年3組の悪ガキ共も、
授業中の外遊びはできなくなりました。
しかたなく教室に入って、授業を受けました。
それでも担任のU先生、エホバの授業を続けていました。
それを聞くの、子供心に、非常に怖かった記憶が残っています。
今から考えれば非常に悪質なことに、守口市教育委員会 と守口小学校 は、
こんなとんでもない不祥事をずっと隠蔽し、
(おそらくは、大阪府教委にも隠蔽していたと考えられる。)
そのエホバのU先生と同僚のO先生を、私達が卒業する、1979(昭和49)年3月いっぱいまで担任させたのです。
普通なら、即懲戒免職ものです。
ところが、懲戒免職にするには、任命権者の大阪府教委に連絡する必要があります。
さらに、懲戒免職にすれば、その理由を必ずマスコミに説明しなければなりません。
そうなれば、前代未聞の大不祥事が、マスコミを通じて世間にバレてしまうわけです。
そこで守口市教育委員会 と守口小学校 は、エホバ信者のU先生とO先生を、
自分の都合で退職する事にし、事実上の首切りを行ったのです。
これなら別の理由で教師を辞めたという事になり、世間にエホバの事はバレません。
もちろん血税から退職金も出ますし、教員免許もそのままです。
私や同級生や親たちは、退職はエホバの授業のせいである事は、
皆わかっていました。
信者先生、2人同時に辞めましたからね。
あの頃から小すれていた私は、卒業式の後O先生に、
「先生辞めたらどうやって食べていくの?」って質問した記憶が鮮明に残っています。
そしたらO先生はこう答えました「貯金が有ります。」と。
すると生意気なクソガキだった私は、「貯金が無くなったらどうするの?」って
聞いたんですね。
するとO先生は、「それまでに地球が滅びます。」
っと答えたのをはっきり覚えています。
それから40年、未だ地球は健在です(笑)
私が卒業した後も、どびつこい事に、U先生は我が家に勧誘に何度も来ました。
でももう担任じゃないし、先生でもありません。
ウチのオヤジは、冷淡に「迷惑やから帰れ、二度と来るな」と怒鳴りつけた記憶があります。
それ以降、ウチには来なくなりましたが、一緒に退職した3年生の時の担任O先生と一緒に、守口市内を自転車で勧誘に走り回っている姿を、同級生が何度も目撃しています。
その後どうしているのか、一切不明です。
今生きてたら70超えていると思います。
恐らく貯金は底をついていると思いますが・・・
どっちの先生が先に入信して勧誘したのか、それとも同時なのか不明ですが、
U先生もO先生も、元々はとても真面目で熱心で、正義感のある
児童思いの先生でした。
O先生も3年生の時、クラスで陰湿なイジメをしている児童を、クラス全員の前でこっぴどく叱っておられたのを記憶しています。
こういう真面目な人ほど、カルトの魔の手に引っかかりやすいのです。
真面目で児童思いだからこそ、児童にこんな素晴らしい信仰がある事を伝えたい、地球滅亡の時、信者だけ助かるので、児童を信者にして助けたい、
と純粋に思っていたのだと思います。
特に当時教団は、1975(昭和50)年にハルマゲドンが起き、地球が滅亡すると宣伝していたらしく、この先生、あと2年しか無いと相当焦っていたのでしょうね。
1975(昭和50)年がすぎたら、次は1990年、その次は2012年と、
次々とハルマゲドンを「延期」させてるそうですが(嘲笑)
カルトにはまった結果、自分の担任する児童をカルトの教えに染め、
自分たちも教師としての地位を追われる結果となった。
カルトの恐ろしいところは、カルトに入ると、カルトの被害者であると同時に、
加害者(勧誘する、洗脳する側)に変貌することです。
先日来た2人組も、個人個人では真面目で純粋な人だったのだと思います。
それがカルトの魔の手にかかると、被害者であると同時に、
年寄りに平気で嘘をついて勧誘するような、加害者に変貌してしまうのです。
破壊的カルト集団、実におぞましく、罪深く、恐ろしい奴らです。
なお、エホバの証人についてはこれで終わりますが、
このシリーズ、まだ続きがありまして、
大学生時代の私を騙して入信させようとした、
2つのカルト組織の薄汚いやり口について、近日中に書きたいと思います。
文責:虎哲パパ
注意:この記事に関する誹謗中傷、反論、カルト集団擁護、
一切お断り。
それでもメッセージやメールなどで送ってきたら、即削除あるのみですし、
あまりに悪質なものは、ここで晒しますので、そのつもりで。
あとお願いですが、この「事件」は40年前の私の体験談であり、
この当時の記憶がある教職員は全員定年済で、皆無でしょう。
問い合わせを行ったりする事は、絶対にしないでください。