入学式のため休校日だった日の午後、急遽面談が行われる事になり私は一人で学校に向かいました。


 初めて娘の担任の先生に会います。30代位の穏やかそうな女性の先生でした。そして、この日は女性で主幹教諭のベテラン先生も加わり3人での面談となりました。


 「入学式というおめでたい日に申し訳ありません…。」私は学校に迷惑を掛けているのが申し訳なくて仕方ありませんでした。

 

 担任の先生はまず始業式から数日の娘の様子などお話してくださいました。詳しい内容は忘れましたが、「前のクラスの子だけじゃなくて、新しく同じクラスになった子たちともお喋りしたりしてますよ!」と教えてくださいました。

 

 私からはピアスについて家でも話してみた事、娘は仲の良い友達とクラスが別れたと言っていた事、友達トラブルはないが、急に「全部嫌!!」と言い説得するもどうしても学校に行きたくないとなる事などお話しました。


 仲の良い友達とは、前回の面談で5年生の時の担任の先生にそれとなくお伝えした数人の子たちの事でした。私は事前に伝えておけば同じクラスにして頂けるかなと淡い期待を持っていました。しかし、結果は誰とも同じクラスになれなかったので娘も「なんで〜!」と最初は言っていました。


 私は登校して欲しいとは思うが、無理やり引きずってまで行かせたいとは思っていない事、週に1回ぐらいなら休んでも…と思ってしまっている事を正直に話しました。


 すかさず、「お母さん、ちょっといいですか。」とベテラン先生。「最初はみんな週1回ぐらい、休んでもいいかって思うんです。それがだんだん2回になり、一週間になり…、そうやってどんどん学校に行けなくなるんです。」とビシッと言われてしましました。


 なかなかの衝撃でした…。当時ネットで不登校の事を調べるとよく「無理やり連れて行くのは良くない」とか、「休息も必要」とか出てきていたので…。


 教室に居るのが辛い時は保健室で休んだりしてもいいので、登校できるようにして行きましょう、そして何でも相談してください!!と心強いお言葉も頂きました。


 細かい話の内容は忘れてしまったのですが、先生方もハッキリとは言わないものの、何となく娘が仲がいいと言っていた友達は一緒にいると悪い方向に足を引きずり合う仲なのではないかと感じました。だからわざと同じクラスにはしなかったのかな?なんてその時は思いました。もちろん、娘には言えませんが。


 面談が終わり、翌日からは無事に登校出来ました。数日は…。

 普段は調子良さそうにしているものの、急にガクッと気分が落ちる、そんな事が多くなってきました…滝汗


イベントバナー