メルヘンの玉子サンドイッチに合う甲類焼酎を@宝酒造さんの酒蔵めぐり講座 | 古典酒場編集長酔いどれブログ

メルヘンの玉子サンドイッチに合う甲類焼酎を@宝酒造さんの酒蔵めぐり講座

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呑も! 呑も!

石川・千葉・山口・ 岡山・広島・熊本・東北のお酒<4335>

三吉正宗<広島県>

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【この日のほろ酔い場所】

大手町「倉嶋紀和子と酒蔵めぐり講座〜特別編:宝酒造」@よみうりカルチャー

大手町「えびず」

お茶の水「キールズバー」

 

<今回は、読売新聞本社にある教室にて開催でした>

 

 

 

 

 

<樽熟成違いでこんなにも香りが違うんです>

 

<原料アルコールの香りと、蒸留されたものの香りの違い。磨きに磨くということが、実際のところどういうことなのかを、身をもって実感できます。

原料アルコールの香りは、あたしにとってはブラジルの思い出です>

 

 

 

<宝さんの完成商品と一緒に、倉嶋スペシャルのオリジナルブレンド焼酎もみんなに味わっていただきました。なんたる僭越なること!!!!>

 

<みなさんの前で、ブレンドをやります。高橋さんが組み立ててくださっていたベース焼酎に、これら三種の樽熟成焼酎をブレンドしていくのです>

 

<出来上がった一本>

 

 

 

 

 

 

お気に入りの酒蔵さんへ

生徒さんたちをご案内する

 

「倉嶋紀和子と酒蔵めぐり講座」

@よみうりカルチャー。

 

今回は

あたしが甲類焼酎の面白さに目覚めたきっかけとなった

宝酒造さんに

みなさんをご案内。

 

国内最大級の蒸留塔を有する

柏工場を

みんなで見学できればと思い、

 

宝酒造さんと

昨年末から

相談を重ねてきたのですが

 

案内ルートの確保など

なかなか

難しいところがあり、

 

実現が危ぶまれていたところ、、、

 

出張講座をいたします!

 

嬉しい提案をいただいたのでした。

 

京都本社から

わざわざ

開発担当の方が

 

東京まで

きてくださるという段取り。

 

そして

大手町にある

読売新聞さんの教室で

 

スクリーンを使って

講義をしてくださるのだ。

 

これだったら

資料のみならず

画像も動画も

臨場感を持ってみんなに体感してもらえる。

 

ということは

柏工場の最大級の蒸留塔のみならず

 

あたくしめが

最も心惹かれた

 

宮崎・高鍋にある

黒壁蔵の

 

弩級の樽貯蔵庫

ど迫力のチャーの様子も

 

全て

完璧に

生徒さんたちに見ていただくことができる。

 

いいですね、いいですね。

とってもいいですね。

 

嬉しいな〜〜。

 

贅沢な

出張講座。

 

そんな

ありがたきご提案を頂いておきながら

 

さらに

重ねる。

 

「甲類焼酎のオリジナルブレンドを

造らせていただけませんか?」

 

黒壁蔵で

幾万種類も有する

樽貯蔵甲類焼酎を

ブレンドされている現場を

 

拝見させていただいた。

 

その時から

自分でもやってみたいなぁ、

(可能であれば

生徒さんたちにも

ブレンド体験をしてもらいたかったのですが

諸事情で叶わず)

 

思っていたのでした。

 

そんな面倒なお願い事も

全て聞き入れてくださる

宝酒造さん。

 

さらにさらに

そこへ重ねます。

 

「メルヘンのたまごサンドイッチに合う

甲類焼酎を造りたいんです」。

 

講座開催の1週間前のこと。

 

「し、し、痺れますねぇ。。。」

 

開発担当・高橋さんの言葉。

 

あははははは。

 

その足で

即、

メルヘンまで玉子サンドイッチを

買いに走ってくださり

 

味わいの分析をしてくださる

高橋さん。

 

その分析が

ものすっごく精緻。

 

 

メルヘンの玉子サンドイッチの良さを

うまく言語化できないあたしの

解説を

 

きちんと

分解してくださったのでした。

 

もう、圧巻中の圧巻の分析。

大尊敬。。。

 

そして

当日。

 

ゼロベースから

ブレンド焼酎を組み立てると

とんでもないことになるので、

 

9割方までは

ブレンドのベースを

高橋さんが固めてくださっているものに、

 

あたしが

60mlずつという

微量調整をしながら

3種類の焼酎をブレンドしていく

という流れ。

 

という

段取りだったのに、

 

「これは

30mlにしてもらえますか」

 

などと

突如違うブレンドをし始めるバカ(=あたし)。

 

ヒヤヒヤさせっぱなしでしたね。

すみません、

高橋さん。

 

 

予定外に刻みながらも

ブレンドを重ねていくと、

 

ある一点を超えたところで、

 

一気に

味が瓦解してしまったのに驚く。

 

どうやっても不味くはならないだろう

というところまで

 

きっちりと

高橋さんが事前に組み立ててくださっていた

ベース焼酎。

 

にもかからわず

 

あたしの

無体なブレンドにより、

 

わずか60ml足して、

さらに足しただけで

 

ええええ!

こんなにとんがった味わいになっちゃうの???

 

ベース焼酎すら無意味になってしまうほどの

味の壊れ方。

 

いやぁ、

なんて繊細なのでしょう。

 

ブレンダーさんたちの

職人技の凄さを

 

身をもって体験できたのが

 

何よりも

嬉しいことでした。

 

 

好き勝手なことばかり言っているあたしの

願いを

 

ことごとく叶えてくださった

座学。

 

宝酒造さんの懐の深さにただただ感謝。

 

そして、

今回の講座も

これだけでは終わりません。

 

酒蔵の方々を囲んでの

懇親会も

もちろん開催です。

 

というか

みんなきっと

こっちをより一層楽しみにしているはずです。

 

なんたって、

懇親会会場にまで

 

宝酒造の焼酎を5種類も持ち込んでくださり

飲み放題に

してくださっているのですから。

 

こんなにも

甲類焼酎を呑み比べることって

ありますか〜〜!

 

最高。

 

<続く>

(2024.6.22)