平安時代のレシピを再現した日本酒とチーズと、源氏物語。 | 古典酒場編集長酔いどれブログ

平安時代のレシピを再現した日本酒とチーズと、源氏物語。

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呑も! 呑も!

石川・千葉・山口・ 岡山・広島・熊本・東北のお酒<4322>

賀茂泉<広島県>

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【この日のほろ酔い場所】

青山一丁目「セニョールどいちゃん」

青山一丁目「NHK文化センター」

青山一丁目「タップロボーン」

 

<講座中、講師も生徒さんたちも一緒にこのお酒を呑みながら、の対談でした。

平安時代のレシピを再現して造られたお酒。発酵デパートメントさんと土田酒造さんのコラボ酒です。一般販売されていますよ〜💓 このお酒を販売されていらっしゃる発酵デパートメントのふくいさんも、わざわざ受講に来てくださっておりました。ありがたきお気遣いです。。。

さらに、、、会場を見渡すと、きゃ〜〜〜!!! 料理研究家の冬木れいさんもいらしてくださっているではないですか!!!! 大、大、大好きな、憧れの冬木さまが〜〜〜💕  対談中に気づいて、もう大興奮でした。冬木さん〜〜〜、ありがとうございました!>

 

<お酒だけじゃ酔っ払いさんも出てくるかも、、、と、キューブチーズを持参させていただきました。許されるならば、「さぁ、お食べ〜〜!」と撒きたかった笑>

 

 

 

角田光代さんと

「源氏物語と酒」をテーマにした

 

対談講座。

 

このお話をいただいたときに

 

ちょうど

時を同じくして

 

発酵デパートメント@下北沢さんから

 

平安時代のレシピを再現した日本酒が

発売されると

 

ご連絡を頂戴した。

 

なんたるタイミング〜〜〜!!!

 

ぜひにぜひに

そのお酒を

今回の講座酒とさせていただきたい〜〜〜!!!

 

ということで

NHK文化センターさんにも

ご了承いただき、

 

この日は

そのお酒、

「生まれたての君になんと名前をつけよう」

 

みなさんと共に

いただきながらの

講座です。

 

ひと足お先に

このお酒を堪能したときに、

 

あぁ、酒粕クリームチーズが

とっても好く合うなぁと

思ったので、

 

みなさんのおつまみように

キューブチーズ

(酒粕仕様がなかったのが残念なのですが)

 

お配りしても

 

いいですか?

 

NHK文化センターの方に

伺ったところ、

 

「お食べ〜〜っ!

って

撒くんでしょ?」

 

角田さん。

 

あははははは。

 

いいですねぇ。

 

棟上の時の

餅まきのように

 

ばあ〜〜っと

投げ撒きたいですねぇ。

 

その欲を

ググッと抑えて

 

普通に

お渡ししながら

 

講師陣も

生徒さんたちも

 

お酒とチーズを楽しむ。

 

平安時代のお酒はどんなものだったのか、

 

当時のつまみは、

当時の酒宴スタイルは、、、

 

などを

先ほど講師控室で

キャッキャ、キャッキャと言いながら

角田さんにお見せしていた

絵巻の画集も

 

みなさんに

回し読みしてもらいながら

 

トークを進める。

 

その中で

あたしが

最も嬉しかったのが、

 

「源氏物語」で描かれる

酒のシーンで

 

ゾッとするほど

怖くて

最大なる印象深い一場面

 

角田さんと

ドンピシャ合致していたこと。

 

光源氏が

女三の宮と密通した柏木に

酔いどれながら

絡みまくる場面なのですが、

 

若かりし頃に

その場面を読んで

 

あまりの恐ろしさに

光源氏の見方が変わったことを

覚えています。

 

角田さん曰く

「すごいアルハラ」。

 

確かに。

今の言葉で言えば

まさにアルハラ(アルコールハラスメント)

ですねぇ。

 

この言葉の置き換えの凄さも

角田さんならでは。

 

いろんな切り口で

平安時代のことを

楽しんでいただけたらと

 

さまざまなテーマを自分なりに持ちながら

トーク展開させて頂いたのですが、

 

受講くださった皆様方、

 

楽しんでいただけましたでしょうか?

 

絵巻に描かれている

「呑みすぎて吐いている人」は、

 

まさに

我々のDNAですね(笑)。

 

四角四面なことではなく

好く呑みながら、好く笑いながら

平安時代に親しんでいただければと

トークをさせていただきました。

 

それにしても

あの角田光代さんと

「源氏物語」について

語らせていただけるとは!!!!

 

「大鏡」「栄花物語」「御堂関白記」「小右記」

などに

埋もれて

研究生活を送っていた

若かりし頃の自分に、

(修士論文を某学術雑誌に

掲載いただいたことは、

今でも忘れられないほどに大感動でした。

なのに、、、

F1ドライバー(=ジャック・ヴィルヌーブ)

に逢いたいから

大学院は修士で修了します、

F1雑誌の出版社に就職をしますと

教授に言う自分。。。

とんだ宇宙人野郎です。。。

殴りつけて、市中引き回ししてやりたいほどです。。。)

 

 

そのまま

順調に酒を呑み続ければ

(研究を続ければ、では決してないです笑)

 

いつか

こんな日が来るよ、

 

教えてやりたい

です。

 

恐れ多すぎる、、、

けれども

感無量な

時間でした。

 

このような機会を

作ってくださった

NHK文化センターの皆様方、

 

角田光代さん、

 

本当にありがとうございました。

 

<続く>

(2024.5.29)