時が経ち‥
小6の春の塾面談。
「志望校は、◯◯中学とか▲▲中学ですかね。」
最後に在学校の名前も上げたが、2人してアハハて会話になった。
学力的にも性格的にも良さそうと、学年担任からも言われた、在学校以外は。
志望ポイントを聞かれたので、呆れられるのを承知で言ってみた。
「本人の行きたい所しか、受けません。長い間通うし、卒業後も良い思い出になるように。
で、本人の希望は‥ 」
うなずく学年担任、言い出しにくい私。
「‥ ‥ グラウンドの広い学校て、どこでしょう。」
驚愕の学年担任。
ちょっと探しておきますねと、メモしてくれた。
都内には、それほど無いからだ。
結局、秋と冬の面談でも志望校は変わらず。
スポ少は、夏前に休みの届けをだした。
母のお当番はその間もしなくてはならないので、小6に上がる時に辞めてしまう方が多い。
当時、学年の半分が、公立一貫校も含めて受験する公立小。
万が一、全落ちの場合や公立中学を選択した場合にも、そこに繋がるスポ少は大事な場所・心の支えとなるからだ。
母、ガンバッタ
最終面談には、試験日や入学金の〆切をエクセルで作った表を入れたファイル持参。
学年担任から、「オォ、2人目母!さすが👍」のお言葉を頂戴した。
たまには母も褒めてくれないと、普通の子の受験ではモチベーションが持たない。(上位者は、順位や偏差値でアガる。)
ここでも順当だし、問題のないスケジュールだと。
そう、2号の性格「お調子者だけれど、実はナイーブちゃん」なので、スケジュールは大事だった。
1月の下旬早々に、お試し校(今で言う“前受け校”)で絶対に合格を1つ。
調子に乗り、2月の試験までは勉強しないかもと見込んで、安全校と持ち偏差値の本人の選んだ2校をラインナップ。シビれるぅ〜
1校は複数受験可能で、一応2回申し込む。
チャレンジ校なし!
そこで、本人熱望校をどうするか。
担任は「まぁ、通塾3年間のご褒美に受験させたら?」と無責任な発言。
「そうですね〜。」
1号を贔屓ではなく、それぞれの能力や体力、性格が違うから。
とにかく、どこか手厚い一貫校に入れてしまおうと、担任と一致していた。
頭を下げ、ふと不安が‥‥
「あ、あの、もし受かったら、どうしましょう?」
担任「アハハ、良いんじゃないんですか?(受からないから、心配するな)」
「あの子、小学校もそんなで受かっているんですよ‥ アハハ(ちょっと嫌な予感)」
愚痴ったら、実家が熱望校(在学校)の受験料を出してくれた。
2月は、3校の受験と決まった。
で、2号は全て合格
行きたい学校になりそうで、受かりそうな学校しか、訪問・受験しなかったから〜
入学後に学力的に余裕がないと、高校で出されてしまうし、深海魚はメンタルがやられる場合もある。結局、深海魚だったけれど
多く見せたり、親がイマイチだったりな所には行かないに越したことがない。ブレないように。
小6の得意科目やなりたい職業が、高3まで持つとは限らない。
可能性を広げるなら、手厚く、留年や退学の少ない、しかも指定校が多い中堅校はいい!在学校、各クラスに1人は留年者がいる。退学者は、10人前後の年も。
そして、少しチャレンジの熱望の在学校にも、合格しちゃった💦
補欠でもなく
ギリギリで、他校の入学金を支払わずに済んだ!
全て終了し、ご挨拶に伺うと学年担任に電話した。
「2号が自分で報告したいそうなので、私からは‥」
1月校と2月の一校目の合格報告以降は、お電話していなかった。
2号と菓子折り持参で、伺う。
ハイハイと出て来た担任。
「在学校、受かりました!ありがとうございました。」
絶句 & 崩れ落ちそうになり、椅子に掴まる
そして、後ろにいる私に縋るような視線。
受かっちまったよ!の微笑みを返す。
「え?受かったの?‥ お、おめでとう‥ やったな!」
反応、悪すぎよ。
「し、心臓が痛い。めちゃドキドキしているよ。いやー、おめでとう!」
やっと声が出て来た。
後に知ったが、クラス男子で一番の子が、ダダ滑りで1週間粘っていた。一月校も含め、チャレンジ校ばかりだったらしい。
毎日受験校探しの対応で、本気で弱っていた担任。
後日、本当に喜んでいらしたが、2号は怒っていた。
「アイツ(学年担任)は、最後まで受かると思っていなかった!算数担任だけずっと応援してくれ、過去問も付き合ってくれたんだ!」といまだに言っている
クラス男子の合格校偏差値では、2号が1番になり、嫌味な子を抜けた達成感もあったようだ。
翌年から学年担任は、発展途上国でボランティアしている。
他の先生方も転勤し、お教室はコロナ明けに統廃合され、閉鎖された。
在学校は、失敗したなと親は思う事が多々あった。
本人の人生、親の意思ではなく進んだので、自己責任だな。
附属校の難しさは、学友だったり、他大受験の場合のフォローやカリキュラムだったりがある。パンフレットは信じるな!
アドバイスとして、下がある附属校に高校から入るなら、覚悟しておいた方がいい。
独特な授業があり、中学でトップ層だった子がプライドへし折られる事があるからだ。
偏差値だけでは判らない。
そして、ヤツらの経済観念は、バグっている。
今も子ども達だけで、海外に豪遊グループが!
母は初保護者会の服装を、紺色または白、黒、グレーにしておけば安心。某校は黒オンリー、紺オンリー。
TシャツGパンで来られた方がいて、母達の記憶にバッチリ残っている。ご本人も焦り、お手洗いでうろうろ。
←文化祭で母は、少しラフだが在校生のご家族も見ておくといい。
説明会にはいないから、忘れずに!エルメス率も分かる。
部活で、ママ友とLINE交換しておく!ずーーーーっと一緒だから。
クラスのママ友は組替えしても情報をもたらしてくれるが、高入組は年に二、三回の保護者会で声をかけ辛いだろう。
ランチ会も無くなっているし。
クラスのPTA委員の母を捕まえるのも、手だ。たぶん一年生の場合、下からの母がしているだろうから。
2号またしても、ギリで合格を取る。
看板学部… 大丈夫だろうか。
とにかく、2号の中学受験はここで完結。
母の中学受験は、自身・1号・2号の3回がやっと終了。
確かに、情報戦だった。
これからは自分でして貰うが、就活も情報戦らしいからなぁ