えびね展の会場

 

 

エビネ(海老根)は日本原産でラン科エビネ属の多年草で雑木林や竹林の中などに生え真っ直ぐにのびた茎の上部に10~20個の花がやや間隔をあけてついていて、地下茎(ちかけい)は球状になった節が連なっておりそれが体を曲げたエビのように見えることから「海老根」の名が付けられました。

 

 

展示されているエビネには「銘」が記しているものがあります。

 

 

黒伊豆(ジェビネ)

 

エビネの代表的な原種には「ジエビネ」「キエビネ」「サルメンエビネ」「ニオイエビネ」「キリシマエビネ」の5種がありって、それらの種同士が自然に交雑して生まれた「タカネ」「ヒゼン」「サツマ」「コオズ」などと呼ばれる自然交雑種があります。

原種と自然交雑種では2種間だけでなく3種間での交雑も見られる他に人工交配による園芸品種の育成も盛んに行われています。

 
 
 
 

紫の星座(交配種)

 

 

 

 

彩の時雨(交配種)

 

 

 

 

彩の芙蓉(交配種)

 

 

 

 

江戸の夢(ニオイ系交配)

 

エビネ属の中でニオイエビネは葉の幅が広く大きく唇弁は白くて側花弁など他の花弁は薄紫や桃色系統が多く、開花期は花の匂いが強いことからニオイエビネと呼ばれる。

 
 
 
 

濃紫の誉(交配種)

 

 

 

 

日の本(交配種)

 

 

 

 

白怜(交配種)

 

 

 

 

御蔵黄梅(コウズ)

 

ニオイエビネとジエビネとの交雑種は「コオズ」と呼ばれます。

 

 

 

 

「銘」の記載が無いものも並んでいて

 

 

交配種

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葉だけのものもあります。

 

 

雪舟丸(コオズ・白縞)

 

 

コクラン・黄白縞斑