東急新横浜線・相鉄新横浜線の新横浜駅
T字路の角に石柱がたって
坂の途中に門があって
そこが曹洞宗のお寺 大豆戸山(まめどさん)正覚禅寺です。
入ると塀に沿って十八羅漢像が並んでいます。
十八羅漢は仏教の修行の結果すべての生きとし生けるものを善行に導き永遠にこの世に生きて仏教を広めることができる不滅の人物で羅漢と呼ばれます。
もともとは十六羅漢でしたが清の乾隆帝が龍を鎮める羅漢と虎を鎮める羅漢の二羅漢を加えて十八羅漢になりました。
*羅漢の名前は教典などによっても異なる様です。
開門羅漢(看門羅漢):忠実に職務を遂行します。
喜慶羅漢(歡喜羅漢):もともと古代インドの雄弁家でした。
哈虎羅漢(伏虎羅漢)かつて猛虎を討伐しました。
静座羅漢(靜坐羅漢):強力な羅漢であり過去に戦士であったため無限の力を持っています。
哈龍羅漢(降龍羅漢):龍を鎮めた羅漢で邪龍を鎮めたと伝えられています。
芭蕉羅漢:バナナの木の下でよく修行をしました。
托塔羅漢:最後の弟子で釈迦に会いたくてよく仏塔を手に持っていました。
布袋羅漢:いつも布袋を持ち微笑んでいます。
控耳羅漢:耳清浄の理論で有名です。
過江羅漢:川を渡るのはトンボが水に触れるようなものです。
生鹿羅漢(坐鹿羅漢):王に仏教を学び仏教を実践するよう説得するために鹿に乗って宮殿に入りました。
挙鉢羅漢(舉缽羅漢):托鉢を上げて施しを求める修行者です。
探手羅漢:瞑想した後によく手を上あげて伸びをする。
長眉羅漢:生まれたとき両眉毛の長い阿師が多かったと言われています。
沈思羅漢(沉思羅漢):仏陀の十人の弟子の中で秘密の修行の第一位に位置する。
笑獅羅漢:もともと狩猟者でしたが仏教を学び殺生をやめたので獅子が感謝するようになったのでこの名がつきました。