曹洞宗のお寺 永林禅寺

 

 

公卿格式十万石を徳川家康公より与えられた金峰山永林寺は、朱塗りの門と壁の五条線が許されて総門は一間薬医門切り妻造り銅板葺きです。

 
 
 

総門を入ると左右に十六羅漢が並んでいます。

 

 

羅漢とは阿羅漢の略でサンスクリット語のアルハンを音写し修行僧の中で一切の煩悩を断滅して為すべきことを完成した人のことで、十六羅漢とは仏法を守護する十六人の優れた阿羅漢のことで各々眷属を従え合わせて五百羅漢とされています。

 

 

 

阿氏多尊者(あしたそんじゃ)

 

 

因掲陀尊者(いんかだそんじゃ)

 

 

羅怙羅尊者(らごらそんじゃ)

 

 

戎博迦尊者(しゅばかそんじゃ)

 

 

迦理迦尊者(かりかそんじゃ)

 

 

諾矩羅尊者(なくらそんじゃ)

 

 

迦諾迦跋釐堕者尊者(かなかばりだじゃそんじゃ)

 

 

賓度羅跋羅堕者尊者(ひんどらばらだじゃそんじゃ)

 

 

注荼半諾迦尊者(ちゅうだはんたかそんじゃ)

 

 

伐那婆斯尊者(ばなばしそんじゃ)

 

 

那伽犀那尊者(なかさいなそんじゃ)

 

 

半託迦尊者(はんたかそんじゃ)

 

 

伐闍羅弗多羅尊者(ばしゃらはつたらそんじゃ)

 

 

跋陀羅尊者(ばだらそんじゃ)

 

 

蘇賓陀尊者(そびんだそんじゃ)

 

 

迦諾迦伐蹉尊者(かなかばしゃそんじゃ)

 

 

少し奥にいる 笑佛

 

 

 

三門には仁王像が並んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

天正十五年(1587年)御陽成天皇より勅願寺院の綸旨を賜って勅願寺となった時に建立許可された勅使門(別名:公家の門)と呼ばれる格式のある門で中雀とは南に向かって中庭に建てられている門で永林寺では本堂に向かう最後の門で棟には飛天の彫刻が施されています。

 

 

 

 

石庭と鐘楼

 

 

 

 

 

参道脇にあるのは愛知県の曹洞宗円稲荷山妙厳寺豊川稲荷を分霊し祀った豊川殿で本尊は茶枳尼眞天という稲を荷い白狐に跨った女神様です。