安国殿の前にあるのは江戸三十三観音札所で、子育て開運の利益広大と言われる西向聖観世音菩薩のお堂。

 

 

 

 

 

お堂の前に立つ観音像の後ろには小さなお地蔵様が並んで

 

 

 

これは子育てに霊験あらかたとされる西向聖観世音菩薩にちなんで、子供の成長・健康を祈願して奉納された千躰子育地蔵尊

 

 

 

 

 

 

 

徳川家康の法号「安国院殿」からその名をとった安国殿

 

 

 

中に入ると左右に授与品が並んでいます。

 

 

 

 

 

本堂中央には家康公が深く尊崇し、そのご加護により度重なる災難を除け戦の勝利を得たという霊験あらたかな阿弥陀如来像で勝運・厄除けの仏様として江戸時代以来、広く人々の尊崇をあつめている恵心僧都の作と伝えられる秘仏「黒本尊」(御開帳・黒本尊祈願会、正月・5月・9月の15日)と、御前立の阿弥陀如来立像が祀られて、脇陣には家康公肖像画・徳川家御歴代並びに御一門の尊霊の御位牌・皇女和宮さまの御像等が祀られています。

 

 

 

 

 

安国殿と並んだ大殿の二階になる本堂の中央には本堂ご本尊の阿弥陀如来(室町期製作)が祀られて、三階は道場・一階は檀信徒控室になっていて、地下には増上寺宝物展示室があります。

 

 

 

 

 

 

幼少の法然商人の像

 

 

寺務所・大食堂や参拝・法事・研修・修養会などで使われる個室がある増上寺会館

 

 

光摂殿(こうしょうでん)

 

 

 

東京上野の東叡山寛永寺(天台宗)と共に徳川将軍家の菩提寺の増上寺で二代秀忠公・六代家宣公・七代家継公・九代家重公・十二代家慶公・十四代家茂公の6人の将軍のほか、崇源院(二代秀忠公夫人)、皇女和宮さま(十四代家茂公夫人)ら5人の正室、三代家光公側室桂昌院(五代綱吉公実母)はじめ5人の側室、及び、三代家光公第三子甲府宰相綱重公ほか歴代将軍の子女多数が埋葬されている徳川将軍家墓所。

 

 

 

徳川将軍家墓所前で安国殿を向いて鎮座する四菩薩像

 

 

騎乗の普賢菩薩・地蔵菩薩・虚空蔵菩薩・獅子に騎乗の文殊菩薩