靖国神社にある資料館「遊就館」

 

 

  遊就館の由来 (パンフレットより)

 

中国の古典、『荀子』勧学篇「君子は居るに必ず郷を擇び、遊ぶに必ず士に就く」から「遊」「就」を撰んだものです。国のために尊い命を捧げられた英霊のご遺徳に触れ、学んでいただきたいという願いが館名には籠められています。

 

前の広場には幾つかの銅像等があります。

 

 

軍犬慰霊像

 

 

戦没馬慰霊

 

 

鳩魂塔

 

 

母の像

 

 

護国 海防艦

 

 

青銅八十封度(ポンド)陸用加農砲

 

 

特攻勇士の像

 

 

入り口のある玄関ホール

 

 

ホールには幾つかの展示品があります。

 

零式艦上戦闘機五二形(三菱四二四○号機)

 

零式艦上戦闘機、通称「零戦」は昭和十五年(1940)から造られ当時世界最高の性能を持った日本海軍の主力戦闘機であり、この機体は昭和十八年(1943)十一月に三菱重工名古屋大江工場で製造された後期モデルの五二型でエンジンは1130馬力の栄二一型・最高速度は550kmであった。

 

 

 

 

零式艦上戦闘機に搭載された「九九式二十粍機銃」

 

 

零式艦上戦闘機の座席

 

機体の重量を軽減するために軽め穴(丸穴)が空けられている。

 

 

九六式十五糎榴弾砲(右)・九六式十五糎加農砲(左)

 

 

泰麺(たいめん)鉄道 C56型31号機関車

 

 

館内の展示室では「彗星」や「回天」がある大展示室のみで撮影が許可されています。

 

 

水冷式エンジンを搭載した艦上爆撃機彗星一一型

 

 

 

重さ1200kgの徹甲弾を機首に埋め込みロケット推進で敵機が追いつくことの出来ない高速(最高時速648km)で飛行し搭乗員を乗せたまま敵艦に体当たりする 特別攻撃機「桜花  一一型」

 

全長6.066m・全幅5mと機体は小型で胴体と尾翼部分が金属製、主翼は木製で全備重量2140kgのうち半分以上の重さは弾頭部の徹甲弾で高性能爆薬 1200kgが仕込まれていた。

 

生還を前提としないことから降着装置は無く母機となる一式陸上攻撃機に抱えられて離陸、目標の近くで切り離してロケットに点火し一直線に敵艦を目指したが火薬ロケットはわずか9秒しか燃焼せず高度3500mで発進した場合でも航続距離は37kmにしかならなかった。

 

 

上陸用船舶の撃沈を目的として製作された全長5m・約1tの軽構造木造高速艇で改造したトヨタ4tトラック用のガソリンエンジンを搭載して、爆薬300kgを積んで体当たり攻撃を行った 水上特攻艇「震洋」

 

 

 

「天を回(めぐ)らし戦局を逆転させる」という考えから1944年8月に正式採用された海軍の特攻兵器で操縦席の人間ごと敵艦に体当たりする魚雷「回天」

 

高性能の九三式魚雷を改造し、全長14.75m・直径1mで巨大艦も一撃で沈める威力だったとされる。

 

 

 

 

一度 出撃すれば このハッチから生きて出てくる事は無かったのです。

 

 

戦艦 大和

 

基準排水量 65000 t・全長 263.0m・全幅 38.9m

速力 27.46kt・航続距離 16kt/7.200浬

 

主砲 46cm45口径3連装砲  3基

副砲 15.5cm60口径3連装砲 2基

12.7cm40口径連装高角砲  12基

25mm 3連装機銃      50基

 

搭載機  7機

 

乗員   約2.500名

 

 

 

「大和」同型艦「武蔵」

 

 

 

武蔵の主砲弾(右・白色)

 

 

発掘された五式戦闘機の車輪とプロペラ

 

 

戦艦「陸奥」の副砲「五十口径三年式十四糎砲と操作部分

 

 

 

八八式七・五糎野戦高射砲と操作部分

 

 

 

陸軍の代表的な戦車「九七式中戦車」

 

重量 15.0t

全幅 2.33m・全長 5.55m・全高 2.23m

装甲 前面 25mm・側面 20mm

 

乗員 4名

 

武装 九七式57mm戦車砲 1門

   九七式7.7mm車載機関銃 2門

 

最高速度 38km/h・行動距離 210km

 

 

 

真珠湾攻撃を始めとして主要海戦・作戦に参加してマリアナ沖海戦で魚雷攻撃を受けて沈没した 航空母艦「翔鶴」(1/50 模型)

 
 
 

四一式山砲

 

 

陸海軍の艦船や基地などで使用された 九六式二十五粍連装機銃

 

 

各地方の戦跡で収集された遺品

 

 

 

 

 画  世紀の日没の彼方に去り行く 戦艦大和の幻想