屋外の花壇には多くの植物が植わっています。
有毒植物のクリスマスローズ
食べると胃痛・嘔吐・下痢などを起こす「ムギナデシコ」
食べると運動神経麻痺や呼吸麻痺などを起こす「アメリカシャクナゲ」
ジギトキシン(強心利尿薬)等の製造原料とされるが、一般の使用は不可で有毒植物とされる「ジギタリス」には説明文がついています。
シロバナムシヨケギク
白血病等の抗がん剤の製造原料となる「ニチニチソウ」
鎮痙・収斂(芍薬甘草湯ほか)の漢方処方用薬として使われる「シャクヤク(芍薬)」
血行をよくし貧血を補う等、婦人病の聖薬と称される「アカヤジオウ」
利尿・解毒・殺菌作用がある「スイカズラ」は管状になった花を引き抜いて吸うと甘い味がするのが名前の由来だそうです。
民間薬(芳香苦味剤)として中世では有名な薬草だったと云う「サントリソウ」
民間療法で下痢止め・収斂剤などのほか、うがい薬として口内炎にも用いられる「イブトラノオ」
ヨーロッパの代表的な消炎作用があり、発汗薬として感冒などに用いられるほか、ハーブティーとしても飲用される「カミツレ」
入浴剤として用いられる「イブキジャコウソウ」
入浴剤・ハーブティー・菓子などに用いられる「セイヨウハッカ(別名 ペパーミント)」
料理の香味料として用いられる「チャイブ」
古代エジプト時代から化粧品の紅色染料として用いられた「アルカネット」
モンツキヒナゲシ(ケシ科)、別名(流通名)ポピー・レディバード・ピエロ
ナガミヒナゲシ(ケシ科)
二重になった高い柵に囲まれた花壇に咲いているのは
あへん法によって栽培が禁止されている「ケシ」
花が咲いて果実も出来ていて
この未熟な果実、いわゆる「けし坊主」に傷をつけて「あへん」をとります。
栽培が禁止されている「ケシ」に関するパネルがあって
植えてはいけない「けし」の見分け方
1.葉や茎に毛は生えていないか
植えてはいけない「けし」は 葉や茎にほとんど剛毛がない。
植えてもよい「けし」は 葉や茎に剛毛が多い。
2.葉は茎を抱いているか
植えてはいけない「けし」は 葉は葉柄がなく、茎を抱く。
植えてもよい「けし」は 葉は茎を抱かない。
3.葉の切れ込みは浅いか
植えてはいけない「けし」は 葉の切れ込みは比較的浅い。
植えてもよい「けし」は 葉が羽状に深裂する。
注意として、主な「けし」の種類が書いてあります。
ケシ / アツミゲシ:あへん法により禁止
ハカマオニゲシ:麻薬及び向精神薬取締法により禁止
ヒナゲシ / ナガミヒナゲシ / アイスランド・ポピー / オニゲシ:栽培 可
海外で園芸用に品種改良されたケシや野生のアツミゲシもモルヒネを含むために日本では栽培が禁止されているそうです。









































