多摩センターにある、埋蔵文化財センター
入り口を入ると弓を引く原始人の姿があります。
お面の様な土器の先は展示場
後期旧石器時代後半の石器があって
これは木の実等をすりつぶす時等に使った石皿です。
狩猟のためのおとし穴の模型があって
縄文時代早期の土器が並ぶ展示では、土器に触る事も出来ます。
縄文時代中期後半の土器の横には小さな人形の土器があります。
縄文時代後期の土器の中には注ぎ口のついた注口土器があって
米作りが始まった頃の弥生時代にはかめの土器が並んでいます。
こちらは住居内で火を使うための かまど
奈良時代の展示には古代のわらじ(模造品)もあって
室町時代~安土桃山時代の展示には埋納銭(まいのうせん)があります。
江戸時代になると現在でも使っている様な物も並んで、木製の道具もあります。
戦前の南洋庁ヤルート支庁から高松宮家に献上された後、昭和11(1936)に旧制学習院歴史地理標本室に下賜された約100年前に作られたマーシャル諸島共和国ジャルート環礁地域の大型アウトガーカヌーの推定縮尺1/10~1/20の模型があって、長期の航行も可能とするタコノキ製の倉庫や敷物なども備わっています。
帆船模型とともに下賜されたと云う海流などを表す細い木材を縦横に組み合わせ、島の位置にはタカラガイを結びつけた航海術を学ぶための海図も並んでいます。
体験コーナーでは実物の土器を持てたり、木等に穴を空けたり摩擦で火をおこしたりする舞錐(まいぎり)を使う事が出来たりして
ドングリ等の木の実を石器ですり潰した食料を作ってみることも出来ます。
外には縄文の村と云う庭があって
古代の住居が三軒建てられています。
床に大きく平たい石が敷かれていることから敷石住居と呼ばれるおよそ4500年前の住居の中には入ることが出来て
縄文中期(5000年前)の竪穴式住居の前には、火おこしや縄文土器の野焼きなどの体験が出来る広場があります。