時間がゆっくりと過ぎる | 富士山麓の森にある小さなホテル モンターニャ おでんくんの看板犬への道

時間がゆっくりと過ぎる

 

前日に、予定がキャンセルとなったので 

 

仏教の勉強などに使おうと思った一日

 

 

 

 

いつも読誦しているお経の

現代語訳の意味など、ひとつひとつなぞってみたり

追善供養や引導作法、加持祈祷などの作法のおさらいをしていました

 

今年は、土日を、僕の僧侶としての活動にあてさせてもらってます

 

仏教には八万四千の法門があるといいます 

たくさんの、という比喩の数ですが

その一つの法門が僕の前に現れ

厳しい修行の末 

その門をくぐることが出来ました

 

僕のできることは何か

 

なぜ 僕はこの門をくぐることになったのか問いながら

 

愛しい動物たちや、ご縁をいただいた方々を祈っていきたいと思います

 

さてさて

そんな昨日読んだ本をご紹介したいと思います

 

僕は真言宗なので宗派は違いますが

 

臨済宗円覚寺派管長である横田南嶺さんの書かれた

 

祈りの延命十句観音経 という本にも書かれている意訳がすばらしいのでご紹介します

 

延命十句観音経は真言宗でも唱える短いお経です

 

延命十句観音経 意訳

 

観音さま

どうか人の世の苦しみをお救い下さい

人の苦しみを救おうとなさる

その心こそ仏さまのみ心であり

私たちのよりどころです

この仏さまの心が

私たちの持って生まれた本心であり

さまざまなご縁にめぐまれて

この心に気がつくことができます

仏さまと 仏さまの教えと

教えを共に学ぶ仲間とによって

わたしたちはいつの世にあっても

変わることのない思いやりの心を知り

苦しみ多い中にあって

人の為に尽くす楽しみを知り

この慈悲の心をもって生きることが

本当の自分であり

汚れ多き世の中で

清らかな道であると知りました

朝に観音さまを念じ

夕べに観音さまを念じ

一念一念 何をするにつけても

この思いやりの心から行い

一念一念 何をするにつけても

観音さまの心から離れません

 

 

 

こうして

意訳をよむと

またお経が身近に感じますね