お金をもらう、という心理的な壁が7年 | 奥様はサラリーマン(イクメン主夫のブログ)

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独立心だけは強い、元うつ病のダメ男と、理系エンジニアのしっかり女が結婚したら、意外とうまくいった?
妻は会社員、夫は主夫として家事・育児をこなしながら、在宅起業の道へ・・・。

こんにチラ

僕は情に流されやすいタイプで、しかも最初の頃は「いくら請求します」という言葉がいえませんでした。

見積もりを出すときにも、妙にビビッてしまい、妥当と思う金額より値下げしてしまったり。。。

安い値段にお客さんも自分も慣れてしまうことで、結果的にその後の自分の価値も下げてしまったと思います。

こんな状態が5年は続きました。


前回、器用貧乏になったらダメだ、という話を書きましたけど、器用な人が貧乏になってしまう要因の一つが、

値段設定

だと思います。


僕は、

「彼に頼めば、なんとか解決してくれる」「やり方を教えてくれる」

そんなキャラクターが独立した当初から確立されていました。


起業したての頃の最初のお客さんは、ジュエリー職人さんでした。

ホームページの作成と、ネット販売の実務をお願いされたのですが、初めてのお客さんでアガってしまって、

「いくらで引き受けてくれますか?」

という質問に、

お金もらって嬉しい
「では時給1000円で」

と言ってしまったのです・・・orz

今思い出すと、恥ずかしいです。

だって、バイトと一緒じゃないですか。
(相手もバイトを雇うような気持ちでいたらしいですが)



はっきり認識しておく必要がありますが、個人事業とバイトは違います。

バイトはまるまる給料が懐に入ってきますが、事業主はそうではありません。
ネット主体のビジネスでも、通信料などの経費がかかっています。

たとえ、その仕事を行うのにほとんど経費がかかっていなかったとしても、自分のスキルを獲得するのに、多くの時間とお金を投資しているはずです。

今まではほとんど意識してこなかったことですが、自分の時間は、お金に換算するといくらなのか?

自分の中に基準を決めておいたほうが良いです。


僕は脱サラし、給料をもらっていない中で、ウェブ制作やSEO、その他の知識を身につけました。

その多くのスキルはネット起業塾の先駆けである某I塾で身につきましたが、費やした金額や時間は相当なものです。

つまりその時点で、一般の人に堂々とお金を請求できるほどの、スキルは持っていたということなのです。


しかし、器用貧乏なヒトの特徴だと思うのですが・・・

「自分のスキルは対したことはない。だって、自分より専門的ですごい人たちがいっぱいいるのだから」

こういう考え方をしてしまいがち。


でも違うんですよね。

僕と同じように、勉強する機会を得て努力したとしても、僕レベルにさえなれない不器用な人はゴマンといるのです。


自分のスキルを正しく評価し、しっかりとお金をいただく。 商売として当たり前のことです。

僕は起業して7年、やっとこの程度まで出来るようになりました(笑)