
こんにチラ

もし、あなたがまだ20代で、現役で働いている親がいるなら・・・
親の脛をかじっておきましょう。
ずいぶんと不道徳なように聞こえますが、そんなことはありません。
日本は、極端な少子高齢化により、世代間格差が進みます。
社会保障からの純受益が生涯収入に占める割合として定義される生涯純受給率を生年別にみると、1950年生れ1.0%、1960年生れ▲5.3%、1970年生れ▲7.8%、1980年生れ▲9.8%、1990年生れ▲11.5%、2000年生れ▲12.4%、2010年生れ▲13.0%と生年が下るにつれて支払い超過の傾向にある。 出典:ESRI Discussion Paper Series No.281 より引用
たとえば、厚生年金。1950年生まれのお父さんは、+770万円。
対して、1990年生まれの、まさに就職活動中の大学生~新卒世代は・・・マイナス2,040万円。
負担ばかりです。
さらに、これから生まれる子供。なんと3,000万円のマイナス。
日本で生まれる子供は、いきなり3000万円の借金を背負ってしまうのです(恐)。
ちょっと脇道へそれますが、私が40にして子供を作れない理由は、ここにあります。
いまの収入で子供を生んでも、可哀想だから!!!
逆に、僕の親は現在71歳。
なんと、+3,000万のプラスです。
・・・まあ、色々あって、齧れるスネはありませんが ^^;
それだけではありません。
日本の経済成長とともに仕事をしてきた世代は、勝手に資産が増えてきました。
たとえば、1970年頃。
郵便貯金にお金を寝かせておくだけで利息が年利10%つきました。
また2,500万円で買った家が、20年後に1億円になったりしたのです。
我々の親の世代は、ただサラリーマンだっただけで、かなりの資産が築けたのです。
今は逆です。
サラリーマンになると、かなりの確率で一生苦しい生活を送らなければいけません。
頑張って就職して、頑張って働いても、生活レベルは低いまま。
であれば、当面は親の脛を齧ってでも、別の道を模索することもアリなのではないかと思います。
大学を卒業する頃になると、家を出なければ何となく申し訳ない気分になる人もいると思います。
「お前もそろそろ一人前になってくれよ・・・」
などとグチられることもあるかも知れません。
仕方ないですよね。親の世代は、ただサラリーマンをしていれば、一人前に稼げて、家の一つも持てて、家の価格が上がって更に資産が増えたのですから。
しかも、不勉強な人は、それが「運よく時代に乗った」のではなく、「自分の力」だと勘違いしている場合もあるでしょう。
そんな親に、お前も一人前に・・・などと言われたらムカっとくるかもしれませんね。
しかし、、そこは我慢。軽く流してあげて下さい。
それよりも、もう少し、勉強させて下さい。という態度で家におかせてもらいましょう。
無理して就職するよりは、実家においてもらって、生活費を安く抑えつつ、スモールビジネスを立ち上げたほうが良いと僕は思います。