私事で恐縮ですが、私には今年で25歳になる重度の知的障害のある息子がいます。これまで地元の保育園に通園し加配の先生がつき、保育園卒園後は地元の小学校の特別支援学級に通学し、小学校卒業後は特別支援学校西日野にじ学園中学部に進学し、中学部卒業後は同校の高等部に進学しました。このように学齢期を過ごした後に、現在は生活介護事業所に月曜日から金曜日通所していろいろな作業をして少額ではありますが、いくらかのお給料をもらっています。

 

  最近、私たち夫婦で息子について話していることは、自分たち親がいなくなったあとの息子の居場所の事です。ひとりでできないことが多く自立した生活は難しい。それでは。。。と考えた居場所として「グループホーム」を選択肢としてあげることにしました。すぐに相談支援専門員に話をして「グループホーム」入居の待機リストに入れてもらいました。

 

  空きが出たら宿泊の練習を重ねてから本入居になります。しかしながら待機者もたくさんいるようで息子の順番が来るまであと何年かかることやら。。。と思っています。

 

  親はいつかはいなくなります。それまでにできる限りの準備はしておきたいと思います。そのひとつとして自分でできることをひとつでも増やすことができるように、お金の使い方や、洗濯や掃除の仕方等を一緒にやっています。「グループホーム」の生活ではそういったことが求められるからです。

  

  息子の生活訓練をしていて思うことは、さまざまな生活スキルを身につけることは重要であり、こたつに通所する子どもたちにも支援時間の中でいろいろな形で生活スキルを身につけることができるようにしていかなければと思っています。