○放課後支援諸政策と共通した目的:健全な育成
 放課後支援の目的は、放課後の時間を活用して、学校や家庭とは異なる時間、空間、人、体験などを通して、健康で健全な子どもを育てることです。基本的な観点は以下の3点です。

●年齢や発達段階に応じた活動の提供
 この時期に経験すべき遊びの提供を通して、仲間づくりや地域との交流などをう穴がし、大人になるための獲得をめざす。

●安全、安心な居場所の提供
 保護者が安心して預けることができる安全な場所であることが大前提です。同時に子どもにとっても安心、安全な場である必要があり、そういう場であるからこそ、さまざまな活動にチャレンジでき自己や他者を見つめたりできるのです。

●家庭養育の補完
 留守家庭や保護者が病気療養中の家庭、虐待を含む不適切なかかわりがある家庭に対して、家庭養育を補完します。具体的には身の回りの世話や宿題の援助、特定の大人との安定した関係を構築します。

「障害児通所支援ハンドブック」より