舞い降りた天使 | 生き残りの私の呟き

生き残りの私の呟き

自死遺族の私が
笑って過ごす
。:+((*´艸`))+:。
ソロ活動ブログ

一生忘れられない出来事に遭遇した。


食事に行った先の化粧室。

隣の個室から床を通って

こちらに流れてきた大量の嘔吐物。


そこで目にしたのは

沢山のガラスの破片。

泣きじゃくる真っ赤に染まった少女。


「死にたいの。でも死ねないの

お父さんが悲しむから」


「でも死ななきゃならないの。

死にたくないけど死ねって」


なんの迷いもなく

彼女を抱きしめる私がいた。


抱きしめながら

「大丈夫。大丈夫だよ。

つらいね。死にたいね」声をかける私に

彼女はしがみつき

泣きながら同じ台詞を繰り返した。


若さ特有の綺麗な真っ白の肌が

私の白いワンピースが

赤い涙で

どんどん染まっていく。



抱きしめながら

彼女の背中を

子守唄を聴かせるように

トントン叩く私の頭の中には

ある母娘の姿が浮かんでいた。


ここで知り合った母娘。


私がこの少女を躊躇なく

冷静に震える事もなく抱きしめられたのは

この母娘あってこそだった。


息子しかいない私が大人になってから

初めて抱きしめた少女は

真っ赤な涙を流す少女だった。


こんな巡り合わせがあるだろうか。



抱きしめている少女の肉体を借りて

舞い降りてきた天使。


母親である彼女は

「娘は夜に飛んだ」と表現する。


夜に飛んだ女の子が

空から舞い降りてきた。


赤い涙を

白い羽に変えて。


魂は生きている。


愛おしい命と

愛おしい魂を

私に抱きしめさせてくれた。

この手で。今もその感触が残る。


会いにきてくれて

この少女に会わせてくれて

ありがとう。


今日というこの日に

この事だけは残しておきたく

文字にしました。

7月14日。


1年。この世界で踏ん張ってきた

あなたに贈らせてください。


この世界にいてくれる

あなたに贈れて私が幸せだから照れ


勿忘草を抱くウィローツリー。





どんなに離れていても色褪せない

強い愛情を表現している作品。

誰かを想う姿。


タイトルは

Forget  me  not

あなたの思い出を抱きしめて。


泣いて叫んで。やさぐれて。

自分を責めて悔やんで

そんな

あなた「で」良いのだけれど


私は

そんな

あなた「が」良いのですおねがい

そんな

あなた「が」大好きですおねがい


あの少女を抱きしめた手で

いつか

あなたを抱きしめる。

この豊満な胸で←それは違うか笑い泣き


この日。一緒にいた同僚。

化粧室から戻らない私の様子を

見にきてこの光景を目撃している。


席に戻った私に

「災難だったね!今の若い子はさぁ~」


知らないという彼女の幸せ。

他人事と思っている怖さ。


彼女の口から

「あの子。大丈夫かな」と言う言葉は

最後まで出なかった。



知っているという私の幸せ照れ

愛おしい命と魂を

知っている幸せ。


最後まで読んで頂き

ありがとうございましたおねがい

ブログはお休み継続中ですが


もし

泣いている子に出会ったら。

様子がおかしい子に出会ったら。


あちらの世界があるとか

ないとか。事実など

どうでもよい。


あると思って生きるのか

ないと思って生きるのか。



前回のブログを読んで頂いた方々から

思いがけないコメントや

メッセージを頂き

お近づきになれる機会を作って

下さった事。本当に

ありがとうございましたおねがい


改めてここで感謝させて下さい。

ありがとうございますニコニコ


皆さんの

1つ1つの文字が。言葉が。

私を動かす原動力となっています照れ