映画鑑賞文/「FALL フォール」 あまりのスリルに足がすくむこと必至 | たろの超趣味的雑文日記〜本と映画と音楽とBABYMETALその他諸々

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Netflixで「FALL フォール」を鑑賞。高さ600m超の古びたテレビ塔の頂上付近に取り残されてしまった2人の女性の脱出劇を描いたサバイバル系サスペンス作品。2022年製作。日本での劇場公開は2023年2月。

 


高い所が苦手な人にとっては地獄のような作品。尺は106分と長くも短くもないが,そのほとんどが地上600mを超えるテレビ塔の頂上,畳1枚分の広さもない足場の上でのシーンなので,最初から最後までヒヤヒヤさせられっぱなし。極小空間が舞台という点では,「フォーン・ブース」(電話ボックス)や「ロスト・バケーション」(海上のブイ)のようなシチュエーション・サスペンスとも言えるかもしれない。

ただそこにいるだけで足がすくみ目が眩むような恐ろしい場所なのに,救助を求めて奮闘する2人の努力を次から次へと無力化する事態が連続して発生するから始末が悪い。万策尽きて万事休すかと思われたが,「まさか」の展開をきっかけに思いもよらぬ策が極限状況から脱術する有効打となる。

あとから振り返ればどうといことのない展開かもしれない。しかし見た目的にあまりにも分かりやすいスリル満点のヒヤヒヤ感・ドキドキ感が続くので,主人公が何とか地上に降り立つことができたラストを目撃するに至り,一気に全身から力が抜けた。

ただ一つ,スマホのバッテリーが異様に長持ちな点が残念。そこだけが嘘くさかった。