映画鑑賞文/「マッドマックス:フュリオサ」 ツボを押さえた作りに大満足 | たろの超趣味的雑文日記〜本と映画と音楽とBABYMETALその他諸々

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マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015年公開)の続編「マッドマックス:フュリオサ」を劇場にて鑑賞(先週の日曜日,公開3日目)。前作に引き続きジョージ・ミラーが監督・脚本を務めている。

 


前作に登場した女性戦士フュリオサが本作の主人公だが,演者はシャーリーズ・セロンからアニャ・テイラー=ジョイにバトンタッチされた。

今までアニャ・テイラー=ジョイにはタフなイメージがなかったけど,そのイメージが完全に覆された。シャーリーズ・セロンに負けず劣らずのクールな戦士っぷりに,ただただ脱帽。彼女のチャーム・ポイントはその大きな目だと勝手に思っているのだが,彼女の強烈な眼差しがフュリオサの鋼の意志を如実に物語っていて実に素晴らしかった。

このシリーズ最大の魅力である大迫力かつド派手なアクションと全身を震わせる轟音は,今回ももちろん健在だ。ただし本作が前作と決定的に異なるのは,本作がフュリオサの人生を描く物語であるという点だろう。圧倒的に強くて,それでいて大海のような優しさを内面に秘めた孤高の戦士フュリオサがどのようにして誕生したのか。そのストーリーがとてもエモーショナルに描かれていると思う。

共演しているクリス・ヘムズワースの存在感も抜群だ。彼が演じるキャラは飛び抜けた戦闘力とずる賢さを併せ持つ戦士なのだが、そのコワモテぶりとは裏腹な絶妙なお馬鹿さん加減とコミカルな振る舞いが印象的な「ギャップ萌え」するキャラなのだ。ともすればシリアスになりがちなストーリーに笑いをもたらす良いアクセントになっている。