映画感想文/ジョニー・デップ主演『パイレーツ・オブ・カビリアン 最後の海賊』 | たろの超趣味的雑文日記〜本と映画と音楽とBABYMETALその他諸々

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『パイレーツ・オブ・カビリアン 最後の海賊』をレンタルで視聴。

 

 

日本での劇場公開は2017年7月。このシリーズは毎回劇場で観ていたのだが,さすがにそろそろ食傷気味というか……「今回はレンタルでいいや」と思って一時保留状態だったのだ。

 

シリーズもここまで続くと,さすがに初期の頃のドキドキ感やワクワク感はかなり減退している気がする。物語としてのスリルを失う代わりにジャック・スパロウの道化師っぷりに拍車がかかっており,まるで『男はつらいよ』を思わせるコミカルなドタバタ劇。ジャック・スパロウは寅さんなのかもしれない。

 

ちなみに本作にはジャックとバルボッサの他,ウィルとエリザベスも登場する。初期作品のファンには嬉しい話だが,ジャックはあまり年を取った感じがしないのに,ウィルとエリザベスはそれなりに年を取った雰囲気なので,若干微妙……。しかも,二人の息子ヘンリーが立派な大人になってジャックとともに活躍し,バルボッサの娘カリーナまでもが登場するので,一気に世代交代が進んだ印象を受ける。若くてエネルギッシュなヘンリーとカリーナの姿は,まさしく「ありし日の」ウィルとエリザベスだ。

いい加減にジャックに休息を与えてあげればいいのにと思うのだが,本作のエンドロール後には次作への布石と思しきカットが。どうやらディズニーはまだまだジャックに働いてもらうつもりのようだ。はたしてどんな作風になるのか。かなり心配。

 

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