映画鑑賞文/ツメが甘すぎる「ナイトライト 死霊灯」は残念ながら怖くない | たろの超趣味的雑文日記〜本と映画と音楽とBABYMETALその他諸々

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趣味的なことを中心に,いろいろと思ったことを徒然なるままに語ります。映画/本/スポーツ/世の中/旅行/音楽(ヘヴィ・メタル)/BABYMETALなど。

「『ソウ×パラノーマル・アクティビティ』スタッフが放つシチュエーション・ホラー」という触れ込みの作品(2015年)。
 
 
自殺者が後を絶たない心霊スポットとして有名なコヴィントンの森を訪れた男女5人を襲う恐怖体験を描くホラー映画。あの「ブレアウィッチ・プロジェクト」を彷彿とさせる作品だが,全てにおいて物足りない。舞台となる森の伝説も怖くないし,実際に起こる様々な出来事も怖くない。

この種の映画はストーリーそのものの怖さもさることながら,その背景や「物語で直接的に描かれない設定」などが実はポイント。しかしこの作品はその点が実に弱い。だから「頭の悪い若者たちがいわくつきの森に入って肝試しをしたら怖い目にあった」くらいの印象しか抱けない。脚本をもっと練るべきだし,映像的な見せ方ももっと工夫すべきだと思う。