この世界とは何か | たろの超趣味的雑文日記〜本と映画と音楽とBABYMETALその他諸々

たろの超趣味的雑文日記〜本と映画と音楽とBABYMETALその他諸々

趣味的なことを中心に,いろいろと思ったことを徒然なるままに語ります。映画/本/スポーツ/世の中/旅行/音楽(ヘヴィ・メタル)/BABYMETALなど。

今にして思えば、鈴木光司氏が「リング」「らせん」「ループ」の三部作で描いた世界は、現実的にあり得るのではないかという気がする。

もし私たちが、この世界に限りなく似た世界を人工知能の世界に構築することができたとすれば、その世界の住人にとって私たちはまさに「神」である。「神」が「自らの姿に似せて」「人」を創り、「光あれ」といって光をもたらした。

死者の蘇りも、キリストの奇跡も、すべて人工知能の世界内であれば容易に実現可能だ。

あり得る話ではないか。

そもそも、私たちの認識は、どの範囲まで及ぶのか。認識できないが、実は存在している物や世界があるのではないか。

この世界が、いわば人工知能システムの中の世界ではないと、誰が証明できるのか?

この現実が、私たちには認識できない「上位概念」の世界に存在する何者かによって作られ、支配され、制御されている「仮想現実」ではないと、はたして言い切れるのか?

まさに映画「マトリックス」シリーズのような世界だが、この現実がそうではないとは、誰にも断言できないのではないか。

「認識」と「存在」の問題。考えれば考えるほど不思議である。