鈴木光司著「リング」を再読 | たろの超趣味的雑文日記〜本と映画と音楽とBABYMETALその他諸々

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趣味的なことを中心に,いろいろと思ったことを徒然なるままに語ります。映画/本/スポーツ/世の中/旅行/音楽(ヘヴィ・メタル)/BABYMETALなど。

『エッジ』を読み終えたのをきっかけに,本棚から『リング』を引っ張り出して来て再読。

リング (角川ホラー文庫)/鈴木 光司

¥580
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確かに一級のホラーであることは確かですが,一方で私は本編とはまったく関係のないところに意識が行ってしまいました。

それは「時代」です。

『リング』は今から21年前の1991年に単行本として刊行されています。ですので,本書の中ではケータイ,パソコン,DVDの代わりに公衆電話,ワープロ,ビデオテープが当たり前に登場します。

主人公が公衆電話を使う場面が何度か出てきますが,まるで別世界のようです。

でも,だからこそ『リング』は怖いのかもしれません。その恐怖はIT全盛の現代では描けないような気もします。