下のニュースは一昨日報道された、ロシア軍によるウクライナのポルタヴァへのミサイル攻撃についてだ。

 

ウクライナの軍訓練施設や病院にロシアのミサイル、50人超死亡 中部ポルタヴァ BBC

2024年9月4日

 

 

Photo Euractive

 

 

報道とは異なり、かなりのNATO諸国の軍人が死傷者に含まれていたらしい。

 

いわゆる軍事教官、軍事顧問の名目で滞在し、ウクライナ兵への訓練、講義に従事していた連中だ。 言わば、いるはずのない連中がいるはずのない場所にいたわけだから、事を公にするわけには行かず、またロシアに抗議するわけにもいかない。

 

そこで、各国は急遽輸送機を飛ばし、死傷者の回収をした。

 

幾つかの説があるが、あるウクライナ衛生兵の投稿では、死者は200人以上と言い、別な筋は500人を超す、いや700人を超した等の情報もある。 

 

 

ポルタヴァに対するミサイル攻撃の効果の最も明白な証拠は、NATO医療航空機の大群(米国、ドイツ、ポーランド、ルーマニア)であった。

彼らは負傷した教官と死体の両方を避難させていた。ベルリンのような都市では、夕方までに病院に急行した救急車の車列を警察が警備していた。(フォロワーの証言)

それと同時に、死亡したNATO要員の「合法化」が始まった :米陸軍中佐ジョシュア・カマラがポーランドで急死した。

私たちの前には、NATO要員の突然の逝去に伴い、世界中で予期せぬヘリコプター、ヨット、プライベートジェット機の墜落事故や、ハイキング事故が起きている。

 

幾つかの西側報道では、この軍事教練施設の被害は、ウクライナ全軍にとって惨事であり、著しい士気低下を招くだろうと報道している。

 

攻撃は極音速ミサイルが使用されたようで、警報のサイレンが鳴り出した直後に直撃され、逃げることは不可能だったという。 西部のリヴィウでも同様の攻撃があったようだ。

 

2つの象徴的な事象がある。

 

  • ウクライナ紛争に、すでにズッポリとNATOが参加している。
  • 場所を特定され、極音速ミサイルで攻撃されれば、逃げることが非常に困難で、幸運を祈るしかない。

亡くなった、あるいは怪我を負ったNATO軍人は、別なところで事故にあったことにするしかない。

 

ただし、もうかなり同じような事が繰り返されており(被害は今回が最大)、さらにロシアは極音速ミサイルの備蓄が増えたようで、使用頻度も高くなっており、秘密裏の派兵とその消耗の隠ぺいはNATO各国にとって難しくなってきている。

 

まあ、私なら命令されてもウクライナには行かない。 公式にはいないはずの場所で警報が鳴り出した直後にミサイルが命中して、自覚がないうちにあの世に行きたくないもん。

 

たぶん、NATO諸国も方法を見直さざるを得ないのではないか? 自国領土を西側兵器で攻撃され、かつ侵入され、自国民間人の被害を受けたロシアの攻撃は、苛烈さを増すだろう。

 

ロシアと戦いたくて、かつ極音速ミサイルで屠殺されてもいいと思う人だけ勝手に逝ってください。

 

ところで、今の日本には極音速ミサイルを迎撃する能力はない。 その能力を持つまでは、好戦的な発言は止めた方が利口。 米国製迎撃システムは無意味(意味があるのなら、上記の惨劇は起きないし、イエメンのフーシ派は沈黙しているはず)。 自国製を開発しなさい(ついでに自国製極音速ミサイルも)。 役立たずの米国製兵器の購入拡大を主張するのは国賊、売国だ。