米大統領選 バイデン氏が撤退表明 後継も指名 東京新聞 

2024年7月22日 06時09分

 

抜粋

 

11月の米大統領選で再選を目指した民主党のバイデン大統領(81)が21日、撤退を表明した。6月の討論会で高齢による心身の衰えへの懸念が再燃し、民主党内で交代を求める圧力が強まっていた。後継候補としてカマラ・ハリス副大統領(59)を指名した。

 

バイデン氏は声明を発表し、「民主党や国にとって、私が選挙戦から退き、大統領としての任期をまっとうすることに集中することが最善だと考える」と説明。求心力を高める共和党候補のトランプ前大統領(78)に対抗するため、民主党に団結を呼び掛けた。週内に、さらに詳しく説明する考えも示した。

 

ハリス氏は、バイデン氏からの支持を「光栄だ」として、8月の党大会で指名を勝ち取る決意を表明した。

 

 再選を狙った現職大統領が撤退に追い込まれるのは、ベトナム戦争の反対運動に直面した1968年のジョンソン大統領以来56年ぶり。二大政党の候補選びが事実上終わった段階の撤退は極めて異例。

 

ハリス氏は父親がジャマイカ出身、母親はインド出身の移民2世。女性としても黒人としても、米国史上初めての副大統領となった。

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  討論中に途方に暮れるバイデン

Photo NBC News

 

 

いったい、米国はどうなっちゃうのだろう? 素朴にそう思う。

 

確かにバイデンは脳の状態が正常に機能しているようには見えない状況がに陥るときが頻繁にあるが、大統領に就任してからは、ずっとそうだった。 民主党は、いま彼を強制的に引きずり降ろすのなら、どうしてもっと早く実行しなかったのか?

 

そして後継指名がハリス。 バイデンが痴呆症なら、彼女は生来の脳機能障害者に見える。 彼女の言動がおかしいというのは、英語圏の大衆の過半数の見方だろう。

 

カマラ・ハリスとは何者か? 説明してもらいましょう。

「私はカマラ・ハリス、代名詞は『She』と『Her』で、青いスーツを着てテーブルに座っている女性です。」

 

 

 

多くの人が、党派、イデオロギー、政策、性別、人種に関係なく、彼女は純粋に「バカだ」と言っている。 バカかどうか、私には断言しかねるが、少なくともかなり「異常」だ。 

 

バイデンが彼女を副大統領にした理由は、独自の主義主張を持っていない、女性でかつ有色人種で今の世相にウケる、足元をすくう野心はなく安心、等の理由しかなかったと思う。

 

そして、そのようなバイデンとハリスを担いできた理由は、民主党支持の既得権益者にとって都合が良いから、というものしか思いつかない。

 

彼女が、例えばプーチン大統領や習主席と会談して丁々発止の議論をするさまは、全く想像できない。

 

一方では、共和党の副大統領候補ヴァンスは、バイデンが「イスラエルによるハマス打倒を妨害して遅らせた。イスラエル支援が手ぬるい。」と、イスラエル擁護の姿勢を鮮明にした民主党批判をしている。 全米の大学の学生運動は、パレスチナ支持を掲げ、イスラエル支援をしてきたバイデンを「ジェノサイド(虐殺)ジョー」と非難している。

 

10年前、いや5年前には想像すらできなかった今の米国の状況は、混乱、混沌、混迷と呼ぶにふさわしい。