【イギリス総選挙2024】 労働党が圧勝の見通し、政権交代でスターマー首相誕生へ 出口調査結果 BBC

 

抜粋

 

イギリスで4日、下院(定数650)の総選挙が行われた。出口調査の結果、大方の事前予想の通り、最大野党・労働党が圧勝する見通し。

 

政権交代によって、14年続いた保守党政権は終わり、労働党党首のサー・キア・スターマーが次の首相になる見込み。労働党の党首がイギリス首相になるのは、2010年に退任したゴードン・ブラウン氏以来。

 

出口調査では、労働党が410議席(207増)、保守党が131議席(241減)を獲得する見通しとなっている。保守党は戦後最少の議席となるものの、最大野党になるとみられる。

 

自由民主党は61議席(53増)、新党リフォームUKは13議席、スコットランド国民党(SNP)は10議席(38減)をそれぞれ獲得すると見込まれている。

 

 

労働党の主な公約は?


労働党がこれまでに発表した公約の一部は、次の通り――。

・公的医療を提供する国民健康サービス(NHS)の診察について、長期にわたる順番待ちが深刻な問題となっているため、イングランドで毎週4万件の予約診療を増やす。この資金源にするため、納税回避や非定住者の税優遇など「抜け穴」を取り締まる

・小型ボートを使った違法移民の密航を手配する犯罪組織を取り締まるため、国境警備の中心となる機関を新設

・住宅不足解消のため、関連法を改正し、150万戸の新規物件を新築する。初めて自宅を購入しようとする人に、新築の集合住宅で優先的に購入できるようにする

・教師を新たに6500人増員。私立学校への税優遇廃止を資金源とする


(英語関連記事 Labour set for general election landslide - exit poll)

 

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いったい、こいつらは何をしたんだろう?

Rishi Sunak shows off his socks to charm Japanese PM

Photo The Telegraph

 

 

 

保守党は、結党以来の最少議席数になるようだ。

 

自由民主党が改選前の4倍の61議席を獲得して第3党になる。

 

移民の流入制限や脱炭素目標の撤回などの政策で注目されていたリフォームUKは、改選前には1議席だったが、13議席を獲得して第4党になる。

 

激変のエネルギーは、インフレによる生活コスト上昇に対する不満、怒りによるところが大きい。健康保険サービスに対する不満は、それに次ぐものだろう。

 

労働党の公約には、インフレ抑制の目玉となる政策が見当たらない。 

 

つまり英国民は、生活を破壊した保守党への復讐の念で労働党に投票したが、新政権が不満を解消できるかどうかはわからない。

 

まあ、対露経済制裁やウクライナ支援、イスラエル支援を続けているうちは全然ダメだろう。