バイデン氏「選挙戦継続」強調、撤退論やまず 後任はハリス氏最有力 

By Nandita Bose , Andrea Shalal , Jeff Mason, Steve Holland 

2024年7月4日午後 12:14 GMT+9

 

抜粋

 

[ワシントン 4日 ロイター] - 高齢不安が広がり、選挙戦継続が疑問視されているバイデン米大統領は3日、選挙対策チームと電話会合を行い、選挙戦にとどまると言明し、スタッフらの懸念払拭に努めた。また、民主党議員や同党の州知事とも会談し、再選にふさわしいと主張した。

 

バイデン氏は陣営の一斉メールで「私は最後まで選挙戦に残る」と表明。共和党のトランプ前大統領に勝つために「数ドルずつの寄付」を支持者に呼びかけた。

 

バイデン氏は20州を超える民主党の知事、ワシントンDC市長と対面やオンラインで会談。ニューヨーク、ミネソタ、メリーランドの州知事は、先週の大統領選討論会でのパフォーマンスを巡り率直な議論を交わしたと明かした上で、バイデン氏への支持を表明した。

 

同氏はラジオ番組でも戦い続けると強調。「私はしくじり、失敗した。それが(討論会の)ステージでの90分間だ。(しかし、)私がこの3年半やってきたことを見てほしい」と語った。

 

また、同氏に代わる候補として頻繁に名前が挙がるカリフォルニア州のニューサム知事は短文投稿サイトのXにバイデン氏を全面的に支持していると投稿した。

 

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は、バイデン氏が大統領選からの撤退を検討しているかという記者団からの質問に「絶対にない」と応じた。

 

<リード築くトランプ氏>

だが直後に発表された米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)とウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の全米世論調査では、先週の討論会以降、トランプ氏がバイデン氏に対しかなりのリードを築いたことが分かった。

 

NYTと米シエナ大学による調査ではトランプ氏の支持率が49%と、バイデン氏を6ポイント上回った。WSJの調査でもトランプ氏が6ポイントリードした。

 

一方、民主党のグリハルバ下院議員(アリゾナ州選出)は、バイデン氏に大統領選からの撤退を要請。セス・モールトン下院議員(マサチューセッツ州選出)はバイデン氏の年齢を問題視し、「残念ながら、現状ではトランプ大統領が誕生する可能性が高い。バイデン大統領が若返ることはない」と述べた。

 

民主党の大口献金者であり、ネットフリックスの共同設立者であるリード・ヘイスティングスはバイデン氏に撤退を求めた。

 

民主党議員や献金者は、バイデン氏が5日にウィスコンシン州マディソンを訪問した際に収録され、週末に放映予定のABCニュースとのインタビューでの同氏の言動に注目している。

 

バイデン氏の後任候補としては、カマラ・ハリス副大統領が支持を集めている。

 

バイデン氏が撤退した場合にハリス氏を大統領候補として支持すると表明している民主党のジム・クライバーン下院議員は、バイデン氏が撤退した場合、党は「ミニ予備選」を行うべきだとCNNに語った。仮にハリス氏が候補となった場合に誰が2番手に適切かを検討する機会にもなるとした。

 

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大統領候補討論会のバイデンは、ひどいと言えばひどかったが、どの程度ひどかったかと言えば、今までと同じ程度。つまり、いつも通りのバイデンだった。

 

それが、なぜこんな撤退論が突然噴き出したのだろう? 不自然さを感じる。米民主党内に、大統領候補交代のタイミングを見計らっていた勢力が少なからずいるのではないかと疑っている。 民主党系メディアも、それに加担しているようだ。

 

代替候補1番手がハリスというのは、米国人でものけぞってしまう向きが多いと思うが、衆目の一致するところでは、彼女はかなりのバカである。

 

ただ、もしかすると、制御不能な面があるバイデンよりも、操りやすいと考える向きが多いのかもしれない。たぶん、今後候補として上がってくるのは、そんな対象が多いだろう。

 

それにしても、突き放して見ると、米国与党民主党はかなりパニックになっている感がある。

 

ちょっと驚いたのは、トランプの復権に関して、英国でも強烈なアレルギー反応が生じていることだ。 

 

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2 Jul, 2024 10:20
BBC presenter calls for Trump to be assassinated
The comment came after the Republican presidential frontrunner was granted immunity by a US Supreme Court ruling

(ttps://www.rt.com/news/600302-bbc-host-wants-trump-murdered/)

 

BBCの司会者、トランプ氏の暗殺を要求
このコメントは、共和党の大統領候補が米最高裁の判決で免責を認められた後に出された

 

以下抜粋翻訳 by Kotaroe

 

BBCの司会者、デイビッド・アーロノビッチが、X (旧Twitter) への投稿でドナルド・トランプ前アメリカ大統領の「殺害」を呼びかけた。アーロノヴィッチは反発を受け、「風刺」だったとしてメッセージを削除した。

英国の国営放送ラジオ4の番組「ザ・ブリーフィング・ルーム」のアナウンサーであるアーロノヴィッチは月曜日、次のようにツイートした。「もし私がバイデンなら、アメリカの安全保障に対する脅威であるという理由で、トランプを急いで殺害するだろう」。

この投稿には#SCOTUSというハッシュタグが付けられており、元大統領は公的行為に対する訴追から「絶対的免責」を得られるという月曜日の連邦最高裁の確認を受けての発言であることを示している。

アーロノビッチはネット上での反発を受けて投稿を削除せざるを得なくなり、フォローアップメッセージで「極右集団」による暴力を扇動したと非難されたと主張した。司会者は、自分のツイートは「明らかに風刺」だと主張した。

 

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米国の前大統領にして、大統領候補である人間を、同盟国の有名人が公然と「暗殺」を呼びかけるのは、普通の感覚では常軌を逸している。

 

それだけ、本人がパニックっている証だ。

 

どうも、トランプが大統領に復帰すると、今までの権力者のみならず、それに寄り添っていた既得権益者にとって、かなりの不都合が生じるようだ。

 

英国でもそうなのだから、日本でも同じようにパニックっている向きがいるのだろうと想像するのは、合理的ではないか?

 

どんなことで儲けてきた人たちなのだろう? コロナワクチンの多重接種推進? 何が何でも反ロシア主義? 円安売国運動? つらつら考えてみようと思う。