「ウィキリークス」創設者アサンジ被告が司法取引で自由の身に 12年にわたる亡命生活と服役期間に終止符 FNN

6/26(水) 17:43配信

 

告発サイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジ被告が裁判所に出廷し、司法取引で自由の身となりました。 

 

イギリスの拘置所から釈放されていたアサンジ被告は26日、アメリカ自治領サイパンにある連邦地裁に出廷し、機密暴露の罪を認めました。 

 

アサンジ被告とアメリカ当局は司法取引を行っていて、判決では禁錮5年2カ月を言い渡されましたが、すでにイギリスで服役をしたとみなされ、アサンジ被告は自由の身となりました。 

 

アサンジ被告は26日中に母国オーストラリアに帰国し、約12年にわたった亡命生活と服役期間に終止符が打たれます。 

 

判決後、アサンジ被告の弁護士は「世界中で投獄されている全てのジャーナリストや出版社に希望を与えることを願っている」とコメントしています。

 

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Photo NBC 

 

彼が行ったことは、主に米国政府が一般大衆に知られたくないダーティな不都合な真実を暴いて世に知らしめた、というだけのことだ。

 

やったことの衝撃は大きかった。 政治と行政が、いかに一般大衆や国民の知らない欺瞞と謀略と暴力に溢れているかを、世に突き付けたのだから。

 

本来、その仕事はジャーナリズムに期待すべきものだったが、そんな使命感を持った報道機関など存在しないことを、多くの人が知った。

 

そういう意味では、マス・メディアにとっても不愉快な存在だった。 彼の行動と、いわゆる西側御用メディアのそれとの落差が、オールドメディアの読者、視聴者離れの一因となったと思う。米国のNYタイムズ、ワシントンポスト、CNN等に代表される既存メディアの凋落は激しい。 経営的に厳しくなっているが、報道姿勢の変化は見られない。 日本のメディアなど、もっとひどい。

 

アサンジの弁護士が言うように、真実の報道をすれば、凄まじい圧力にさらされ、投獄されているジャーナリストも少なくない。 

 

我々一般人に何ができるのだろう? たぶん、情報の選別を心掛け、理性を研ぎ澄まして嘘と真実を自分なりに見極めるしかない。